昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

悔悟

泣き虫な鳥や、遺伝子改造された犬、亜空間から来る友達や、永遠というビジョンを焼き尽くした恋の跡、前頭葉を走る虫や、理論上の敗北、屈折した闇や空間的な感度、捏造されるだけの、主義や実存、果てしないだけの欲による悔悟、はしたないだけの帰路や、痩せ細った愛、サディストたちが寄り添う細い道や、躍動する咎めや、枯渇するだけの忌々しい欠如を孕んだ実体の枷を外し、濾過されていく瞬間を可視化したり、自覚する間に擦り寄るアイロニーや、理解を飛び越えた値、様々な思惑や、差し違える角度、逍遥する分岐点や、加速する間、浪費家たちが擦り寄る未熟な進路、汗だくの君が幼稚に肥大化させた季節の汚穢、悲哀に満ち満ちた君の危害、規制をかけるだけの正義のまやかしや、色褪せる刹那や、時代的な制御を飛び越えた辺りから生まれる、制限を持たない愛を加工して、新たな品位なんかを捏造しては、増幅する悪意や、曖昧な秩序や、よそよそしい感情、浄化される日々に加算されるセオリーや、性悪説による悪路を越え、日常の旋律に羽化していくビジョンを追いかけては、増幅する悪意を複製するための、権力なんかを簡単に超越して、接続される意味に屈さずに、屈託なく笑うために、ためらわずに、君を愛することだけが、正解だったであろう世界の残骸を貪るハイエナたちの集いが、悲しげに開かれている暗い夜を越えていく。