昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

隘路

走り去る永遠、陰影に悶える君の精神の焦土、自堕落な船に乗り、暗澹とした記憶を過剰摂取した人々の化石、燃料とは、儚い犠牲により、成り立っていたのか、と、加算する原理は、依然として、金儲けだけを考えるから、勘違いして、完治しない苦悩に苦しむのである。不機嫌な挿入歌、意識に嵌められた枷、猛烈な恋の汚穢、刹那に突き刺さる癖、みんなストレスが溜まってるらしく、ルサンチマンが高く売れるらしい、と、井戸端会議している主婦たち、ドラスティックな環状線に乗り、延々とぐるぐる何周もして、鮮明な過ちから生える茎、無くした手と、感情の焔、寛容な宇宙から降り注ぐ放射線γ線の雨、成否を飛び越えた値が、餓死するのを見た、と、悲しむ老婆の歯肉炎、教条を砕いて吸い込む象の鼻、懐かしむほどに蝕む悪意に混同するセオリーなんかが、艱難辛苦を呼び覚ますのを、この目で見たし、メタファーを織り込む政治的な広告による、愚かさを枷にして、制限ばかりを謳う犬歯の鋭い男、肺胞で泳ぐ熱帯魚たちの仮想現実、現実なんてものは、ここで凡庸なものを稼働させ、現時点から現れる畏怖や、歪な進路や、複製された正義、犠牲的な君の闇にそぐう価値などが、いずれかは、いくつもの苦痛を敷衍させ、そこで答えは、対価を謳い、何かを奪うためだけに、怠惰な浪費を続け、何の価値もなくても、木霊する意味により、あたかも、価値があるかのように、見せつけるものが、絶えず醜い争いを、永続的に繰り広げては、何が正しいのかすら、見えなくなってしまい、代償なんかを謳いながら、君の全てを、簡単に奪ったり、壊したりする。