昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

餡の中

気持ち悪い嫉妬ていう化け物が迫る、憎しみに寄りかかる代償を騙る夜、泣いたり晴れたり孕んだりして、支配的な雨が頭上で嵩張るのだ、と、世界に感情移入した先々での過ち、成層圏を撫でるガンマ線や、夕焼けに歪む観念や、ロジカルな生簀で泳ぐ魚たちの焦燥感、あらゆる悲劇を三枚に下ろす板前や、感傷的な君の胃袋に納める愛に似たようなもの、様々な思惑が、無様に散り、センチメンタルな理由や、流動する意味合いが不潔になるの、と、彼女たちの閉塞的な理由を癒すための錠剤や、感情的な隘路や、氾濫する川や隔世遺伝、デジタルな理論や、あらがうほどに嵌まり込む足、黄金比や応用や、有閑階級として、苛む記憶を食べ尽くす暇や、儀式的な正義を濫用して、太り過ぎてしまった過ちの末端、崇めるだけの君たちの密度、あらゆる言葉の影からこぼれる理想論、朗誦される数多の普遍性、刹那への退避を繰り返すカラスたちの肖像、価値観もチクチクするし、屈折した意味をひけらかす怠惰なムードや、加算される意味に奪われた感情の隙間、散々な現状を照らす太陽のぬくもりや、縫い付けらた傷、浄化される結末や、欠如を膨らませて、その欠如に乗り、飛び立った君の後ろ姿。