昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

質量

軽薄な理想が司る閉塞的な大地、端的な理由も、今に窮屈になり、追憶に潜む、太古の理由や、退屈な今に屈折していく、怠惰な面影、ふやけた状態をうごめく、過去の自分と、違う世界での自分が、絶えず摩擦を繰り返しては、今に堆積する苦しみを加速させるための計算式、厳寒な今に漂う、意識的な汚穢、退嬰的な基礎や、愚かな罪を着込んだ混沌や、限界を持たぬ永遠、星を吸い込んで、大きくなるブラックホールや、質量が云々と、わかる範囲でしか、わからぬものに、答えを求めるのも飽きたから、観測することをやめ、感覚的なものを頼りに、そこかしこで可視化するもののどれもが、意思の奴隷であるし、世界とは、すべすべであるべきだ、と、こじつける意味を遡る事実を攪拌して、猜疑心を織り交ぜたアンドロメダ星雲、犠牲的な正義に司る、暗澹としたエモーション、無限性を用いて、何かを収めようとするから、自らを苦しめていることに、気付きもしないから、ここでの答えなんてものに騙されずに、考えが及ぼす、数学的な狂信者が謳う聖戦や、ロジカルな動機を詰め込んだ仮想空間に生まれた余白に住まう、原始的な衝動、乱立する高次元の紋様から生まれた、心情の波形、過ちに固執するだけの、打算的な普遍性の傀儡や宦官や、自分こそが正しいなど、と、思う輩が支配するだけの、バビロンを打ち砕き、新たなものを受け取り続け、この、つつがない日々の中で加工された品位を捨て去り、確かさを枷にする以前に、この、あやふやで曖昧な意味を超越し、たびかさなる罪を跳ね除ける。f:id:jibmfmm:20231103040526j:image