昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

重なる愛

織り込まれていく瞬間が、次々と収縮して、死をも超越して、確かな意味だけが、希望的観測なんかを打ち倒し、たどたどしい思いが積み重なり、加算される原理や、理念すらも損なわれ、わずらわしいものを、もつれさせる意図や、恒常的な苦しみをクラッキングする刹那、凡庸な価値を漁る家庭的な参与、錯乱するジレンマや、妨げられるだけの思い、歪な信念や、無神経な感情の切除、文明的な回路や、ロジカルな収容所、晩成に巣食う数多の区切り、共感性を破棄した動植物の散華、紊乱な衝動が加速して、猥雑な世界が消費し続ける病や過ち、澱んだ冬の思考に訪れる闇、狂信者たちが徘徊する動機や、機械的な散漫さや、現れる結末を乗り越える先々で、解消される罪が、形式的な意識をタッパーに詰め、レンジにかける。すると、意識は、蒸発せずに、高次元に消化し、意識は、魂に変化し、独善的なものや、悪戯なモチーフなどを突き破り、自分であるという、愚かさを昇華させるために、絶えず詩的なものを吐き出し、忌むことも、病むこともなく、ことごとくに砕け散る瞬間を弔いながら、端的な正しさに騙されずに、自らという愚かさに発狂せずに、センチメンタルな感情に騙されずに、戦い続けることだけが、拘泥する罪や憎しみを超越し、自らの正しさにすら虐げられずに、従えた罪から跳躍し、誰にも捕まえられないように、高く飛び続ける。f:id:jibmfmm:20231102035556j:image