昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

大団円

運命の焦土の上を徘徊する実体がない少年、過去すらも、そこにはないから、と、闇に潜む価値と会話する消費的な大人たちの、徹底したアナクロニズム、無様な面影を裁断する機械の上で、呪詛を続ける羽虫たち、制限ばかりを生み出すバビロンや、約束を突き破るサイのツノ、境目ばかりを生み出す教育では、従順な機械しか作れない、と、機械みたいな奴らが語りかける悪夢の最中、モラルもなく、ただ、ひたすらにひっくり返すべき日常などは、瞬く間であるのだから、この、複製され続ける反射の中で、疑ってばかりいると、老いてしまうと云々、騙すような輩が、排除したがる、忌々しい現状に、がんじがらめになってしまうだけだから、と、命からがら逃げ出してきた君の主体性に、降りかかるネガティブな理論武装、互換される真実の合間に現れる空間的な擦れや、剥奪されるだけの、価値というまやかしから、解放されるためだ、と、謳う自己犠牲の神や、改ざんされるだけの、組織の泥濘にはまり、抜け出せずに居るだけの彼や、悔悟を謳うだけの、彼女たちとの不破や、矮小な君や、苛むための、希望などに、穴を開けるための武器を渡され、君も戦うべきだ、などと、強制するものこそ、怪しむべきであるし、同調すると、皆、ケモノになるだけであるし、あらゆる被害妄想が、機械的に君を改造し、何かの値やら、仇討ちやらが、混ざり合い、何が、正しいかすら、わからなくなる。f:id:jibmfmm:20231116063712j:image