昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

質量

この世界に正しさなどは、いらないのかもの、と、嘆く君の横顔が生み出す新たなセオリー、複製された過ちを引き摺る過程から生み出す明日、ちりばめられたメタファーがもたつき、空間を汚すであろう過ちの藻屑、過ちや疾しい欠如、孕んだ愛が乖離して、理解すらも遠ざけ、短絡的な欲望の為だけに、加速していく面影や、回想する先では、制限ばかりが生まれるし、奪い合うほどに現れる躊躇いや、辿々しい面影に虐げられる君や、機械的な気配に重複する差異、印象に統合されていく余韻や、簡易的な空虚に拡散される猜疑心やらイデオロギー、エネルギーの中心に備わる泥濘や、リリカルな焦土、不安定な君のカルマを蝕む容易な判断や、懐疑的な伴侶が蝕む世界との訣別、君の腐敗した笑顔や、適度な正解、暗澹とした空襲を切り抜け、短絡的な誤解やら悔悟、互換性を謳う雨雲、報うことだけを考えている君の卑屈な論理、虚像やら、貧相な森羅万象や、万世を蠢く衝動性や音楽的な焦燥感が、やがて、電子や原子の世界をも破壊し、シンメトリーな思いが収斂する先では、窮屈な答えをねじ伏せ、真実に近づくのです、と、囚われた過ちを超越し、真意を嗅ぎ取り、自らの正しさに変換していく野良犬たち、誤りばかりを率いて、ルサンチマンを育て、惰性な過ちで、世界を正そうとする君の欠如、重複する差異や、復讐劇やら、素粒子がもたつく暗黒物質のセオリーを超越し、自らの正しさに行き着く。