昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

食い込む値

爆心地から生えた花、希望が凡庸な社会を打ち倒すころ、言葉が、孤独を捨て、素敵な君の起源や、世の中の空白に住まう幽霊たちや、痩せた感情に与えたい、ぼんやりとした愛情や、ささくれをむいて過ぎた時間との距離や、虚偽の間に潜む行方不明な思いの先々で破裂する偶像やジレンマ、現れる闇や、約束を引き千切る巨人たち、腐敗した観念を弄る教育や狂気、想念を弄る対価や、改善されない苦しみの端数、統制されるだけの日々の中で諍いばかりが、世界を凍りつかせ、つたない一切が、確かさを携え、退嬰的な数字に囲まれ、恒常的な苦しみをハッキングして、はびこる悪意を充填させるまやかしや、謳歌する毎日に蔓延る、バビロンの理想は、解放よりも、回収を目的とし、改善よりも、今を保つための偽装と、罪を膨張させ、世論などを、めちゃくちゃにする彼女たちの欲望の住処や、過信ばかりの今だ、ただよう確かさは、足枷に変わるだけであるし、現れた正しさは、自らの愚かさを枷にして、途端に現れた意味を利用し、理由などを拘束しては、寂れた意思は、儀式的な吸血を行い、さまよい続ける意識は、意識する以前の自分との対立を深める前に、すべてを、受け入れる器として、流れる身体は、無機質な世界を、カラフルにし、かさばる意思のようなものを、次々に吐き散らしながら、身体を軽くし、度重なる苦しみを、超越していく。f:id:jibmfmm:20231127005722j:image