昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-05-03から1日間の記事一覧

愛と名付けられる以前のもの

言葉を持たぬ二人は、会話の変わりに意識の互換を繰り返し、書き換えられる記憶から、臆することなく、住まう意識に果てるだけの私情を捨て去り、理論を超えて、ガイドすら不必要なのが愛であるし、そこで普遍的に混じる瞬間だけが、愛であると宣言する間に…

肯定

君たちの盾になるような言語を生み出すべく、機械的な論理から、位置的な模倣を繰り返すだけの人類的な過去から枯渇するだけの正義から逃げ出すべく、そこにあるものの哀れみに浸るよりも、今に現れる言葉が俯瞰を覆い、勘違いを生み出すだけに至るようなも…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 ひらめきを授ける夜に生まれる矜持だけが、自らを保つのだ、と言い放つ君が懐かしむ日々に卑屈にまじわりながら、ここで通過していくものをいつくしむフリをして、何かを騙すように仕向ける夜の虚偽め、まる

ほほえみ

何かを否定するほどに 疲憊していく重い足取り。 あらがうほどに与えられるものの 苦しみを律儀に支払い続ける 義理だけが、 今を正当化させるように 思えるのだ、という 精神性の麻痺から、 慢性的な痛みに 飛躍していくだけの 苦しみに敷衍していく 不安を…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 ニヒリストどもがうごめく果てしない浄土、体温すらなく、ただすがる懐かしさを敷衍させる、普遍的な日常においていかれ、今に縫い付けられ、ねぎらわれるために、何かを耕しては、その土地を腐らすような亡霊どもが、夜を孤立さ…