昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

乱立

早く復元してくれよ、と語りかける脳内で循環する数多の神経信号、さえずる予感をビートに変え、変節の合間で汚れた感情を掻き鳴らす、十代の夜、むくんだ環境から、こぼれ落ちる動機が、グノーシス主義を掲げ、すべてをフォーマットするためだけに、強制された真理により、私たちは、ダメになったのだとか、と乖離した本質を、真実などに持ち上げるための労働の後、汗だくのシャツを、自堕落に洗う嫁たちの秋嵐、大聖堂から流れ出る血の川や、斡旋された官僚たちのコード、借金まみれの日常を、ドラスティックに解剖する医師、妨げられた壁を突き破る木々、季節的な過ちに締め付けられ、境内で踊る狐や、野良猫たちの声、遺伝子に固執する化け物たちの構図、ずさんな社会では、正しさを盾に、誰彼構わず恐怖政治により、抑圧され、捕まえられ、矯正施設に入れられる不安から逃げ惑い、密告により、捕らえられたレジスタンスたちや、大義名分を振り回しては、まやかしなものを、崇めるだけの君たちの私服を肥やすためだけに、絶えず犠牲は生まれるわけであり、あらがうほどに、食い込み値や対価なんてものに、依然として振り回されているから、正しさばっかりを追いかけ、自分こそは、正しいなどと、ふんぞりかえり、傲慢な奴らが支配する日常を翻すために、この世に生を受けた訳であるからして、あらゆる猜疑心にぶつかり、焦土と化した街を、呆然と眺める老婆の背中に、携え翼が,バタバタと鳴り、ヘラジカに乗り、天へと旅立つ衝動性が、善悪を破壊して、はびこる意味を、意識する前に、忌々しい日々を超越し続けるのである。f:id:jibmfmm:20231214061405j:image