昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

消したい過去を消すための消しゴム、むず痒い青春の跡形や、精神の経路の後片付け、連絡は遮断して、便利な過去から引き出す理由も、即座に放棄して、あらゆる影が、語源を追い、新たな言語を作り上げるころ、バビロンは、未だに、意味がない罪を、罪として奉り、誰かを裁くために、今に執着して、せめぎ合う今も、単に攻め合うばかりで、より良いものも生み出しもしないで、創造性もなく、おざなりな自由で、忘れてしまう毎日の簡単さに、還元されるものに、磔にされる毎日です、と途端に、重圧が襲いかかり、進むべき今の、足取りを重くさせるための、罪なんてものに、引き摺られないようにして、支配される自分と、その支配から、乖離していく自分との差異に苦しむばかりで、何が正しいのかも分からずに、関わるほどに、和解できずに、現れる怒りにより、憎悪に変わる日々です、と争うほどに、途方に暮れる忌々しい欠如に、綻んだ現在、高遠な夢の中、潤んだ目、解析された理由や、制限ばかりの日常、同化するだけの、彼や、彼女たちが、兵器化して、様々な思惑を破壊する頃、高揚感に縁取られた権限や、厳正な審査の中で加速していく、思い出の保管場所、前衛的な過去を包括する理性をも超越して、厭世観に化合する道理や、文学的な起床を繰り返し、この、泡沫に示すものなどは、所詮は、煩わしいものばかりであるし、現れた苦しみに迫る憎しみにより、絶えず屈折していく論理を、超越し、延々と現れる憎しみを打ちのめす。f:id:jibmfmm:20231215031255j:image