紅紫の夕暮れ、俯瞰を繫留する余韻や、印象的な悔悟に蕩ける虫たちの羽音、スキゾフレニアな空模様や、君の屈折した意識を、擬態化させるための、覚醒を終えた連綿たる結合により、創造的な伴侶が、敵意を捨て、確かな愛へと移行し、あらゆる偏見を乗り越え、変化し続けることだけに専念し、捻転する意識が、逆さまな世界に見惚れ、儀式的な何かに費やされていくだけの、あいまいな毎日に、必要なことなんて、ほとんどないし、すべては、補填されるほどに、まやかしばかりになってしまうし、ここで、怠惰に生きたって、行き交う意味は、ふやけてしまい、ほとんどが、不必要なものに覆われ、何も見えなくなってしまうだけであるし、ここで、こうして、確かさを足かせにしたり、支配的な何かに奪われてしまうだけの、よこしまな時間に、引き摺られるわけにもいかないから、無理矢理にでも、歩き続ける一歩の強靭さに、差なんてものは、なくなってしまい、縛られたくもないから、たちまちに現れる、傲岸不遜なものや、交換されるだけの原理や、数多の原因に司る、容易な結末や、迎合されるだけの答えなんかに、現状は硬化し、かさばるだけの、忌々しい現実に、対価なんかを求めるから、元々の正しさを見失い、未熟なままに散るだけであるし、ことごとくを乗り越えるために、超人として生きるためだけに、何かを犠牲にするなんてあんまりだから、すべては、あいまいなままにしておく。