昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

混同

過去と未来が集約された幼い部屋、思いの残留物を漁るハイエナ、悠遠に響く排気音や、分裂していく市場、混乱を打ち出す戦争から乖離して、分散されていく苦悩と、高濃度汚染や、変化を恐れるがばかりに、アナクロニズムに陥り、場違いな今にとどまり続ける、過去からの虚栄や虚飾を立体化させただけの、この箱庭での必然性により、すべては、定められたままに、理のままに、ままならぬ今を絶えず繰り返し体感し、渇する意味に服従するだけの諦観により、漂う意思は、誰かの言葉に左右され、自分で考えることを辞め、情報に従うことの方が、簡単に物事は完結するし、与えられたものに支配され、自らが、自らのために動くことを忘れ、思考停止に陥り、ただ、現れるものに平伏す。空間にひしめく、終わりを謳うムードに反し、ただ、始まるものを、受け入れることだけで、旋回していく意識や、言い訳ばかりの君や、飢渇したり、気配を撹拌したりしながら、しなびた道を歩きながら、内外で果てる意味の先々で、耽溺をしながら、紫外線を浴びて、老化が進んだ肌を眺めては、もう生きることには、飽きてしまった、と俯く君を現在に縫い合わせて、もう、そこから動けないようにしたりして、煩わしい世界に訪れる混沌に手懐けられないようにして、次第に太ってしまうだけの、惰性な君の保管場所や、咆哮が響く過ちばかりの街や、間違いだらけの私は、猥雑で幼稚な要理や、のらりくらりとして、犠牲的な成否が孕む、退屈な罪の対価や、罵るだけの人々や、誰かすらも分からない奴らの規則なんかに従う必要もないから、必要不可欠なものとは、自らが、打ち出したことだけで、今を書き換え、乗り越えたり、願ったり、ねだったりしながら、しのごの言いながら、今のまやかしを翻し、自らの不自由さに嘆かずに、ただ、煩わしい世界を、愛しはじめるの、だ。f:id:jibmfmm:20240301030906j:image