昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

通過

この怒りだけで焦げついた根源を弄る思春期の童話、死守すべきものすら、死にさらせ、と、語りかける教科書を破り捨て、暴動で燃える街が語りかけるシステマチックな革命にも、耳を傾けず、自らの意思だけが、この世界の独善性を打ち倒し、か弱い犠牲を謳う奴らの自己愛により、誇示する自らを崇め奉り、自らのために、必要な犠牲であったなどと嘯き、蔓延る悪意や、曖昧な精神を既読スルーして、支配的なものに適任するためのテストを受け、自らに向けられた敵意と絶えず交戦して、ニセモノの高揚感が敷衍する脳内で行き来する快楽にだけは、従順で、行き過ぎた答えを崇めるがあまりに、真実からは遠ざかり、途端に陥る闇の虜になり、この、憎しみに支配された住まいからの逸脱を目指し、酩酊するだけの日々の血を吸う蚊のような連中から離れ、孤独を謳歌し、この命、使い果たせば、無に帰するだとか、わかりもしない結末を、知ったように語るのは、やめにして、死んでからがスタートであり、あらゆる変化を恐れてばかり居ては、何にも到達できずに、淘汰されるだけであるし、あらがうほどに燃える命には、理なんて不必要であるし、答えなんていう、まやかしからも解放はれるのであるし、過去の濁流を泳ぐ魚たる私は、秩序を打ち砕き、固定観念に騙されないために、絶えず今を翻し、均等な位置から生える動機のようなものが加速して、憤懣ばかりを撒き散らすだけの、季節的に摩耗した奴らが徘徊する深夜、分断なんかを謳う奴らこそ、分断を生むだけであるし、あらゆる疎外感を抱えた幼児退行して行く人々が、カタルシスに至るためだけに、ためらわずに吐き出す答えの中に潜む紋様を眺めては、今に着せ替える罪のようなものをもよおしては、悶える隙間から現れる苦痛のようなものが、もたらす動機を加工しては、価値観の棘が、チクチク痛いし、今を咎めるための普遍性が、今に制限をもたらし、もつれるだけの忌々しい関係性などに、虐げられては、胡散臭い意味などを、崇めるだけに至るような連中が、示唆する対価なんか無視して、惰眠を貪る。f:id:jibmfmm:20240811045102j:image