昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

叫べ

散文に巻き込まれて行く命、荊棘の手綱を離さないように、握りしめて、滴り落ちる血を数えては、絶望に打ち勝つために、自らを、絶えず励まし続け、拙い意思が餌の超巨大な鯉の餌にならないために、必死に泳ぎ続け、汚い価値を押し付けるまやかしの奴らは、…

尊い

フクロウたちが踊る深夜の森、駆逐された雨模様を漁るクマたち、塵芥に蹲る妖精たちや、立場に司る権力者たち、運命をも破壊する恋の終わり、大義名分を振りかざし、君の意思を奪う面影のハウリング、紊乱な雪景色や、形式的な入道雲、空気感染していく季節…

高貴

強制される真理や、痩せ細ったギミックの中で羽化するレトリック、倫理観を駆逐する戦艦に乗り、犠牲的な奴らの醜さや、ミニマリズムに酔い痴れる正義、品性もなく、結合を謳う君たちの正気、規則を旋回し、わだかまりばかりが拘泥する過去に擦り寄るよりも…

終焉

夏も終わり、もぬけのから、身体は、カラカラに乾いて、刺激的な過去が、今の邪魔をして、システマチックなものに磔にされ、些細な事が痛いのよ、と、語る君の詭弁、機械的な街で撮り続ける写真、怠惰に連動する秋雨前線や、台風に抵抗する堤防、うつろう世…

教唆

原始的な過去を保管するための、過激な信条を守り、摩耗した精神を保護するための、物質を体内に補完させるための、ウイルスと真理の戦争を続け、機械的なエネミーたちが燃やす敵愾心や、産気に帯びたリビドー、あらゆる顛末を揺らす揺籠の中なのに、未だに…

天使

抒情詩の中で走る汽車に乗り、幻想的な真理を告げる森を越え、ノスタルジーな花を摘む少女の青いリボンにより、麻痺した脳内で、加速する普遍性という悪魔と対峙し、大義名分を振り回す輩を排除して、ガブリエルと旅する途中、伝説的な悔悟を食べては、わず…

恬淡

この世は、天使であふれているし、室外機の上で眠る猫たちのガイダンスに従い、遥か無知な忘我に旅立ち、怠惰な公園で眺める秋空や、単調な世界が崩壊して、分離して行く水と油や、短絡的な同期を終え、同じような価値観により、拘束されてしまう少年たちや…

往復

軽率な君たちのグルーミング、乱立する祝福に包まれた規約、不吉なモーションが踊る中間地点、じゃがいもの枕で眠る子供たちや、ミサイルが降る夜に愛を告白する人々、分裂していくだけの週末に生い茂る憎しみ、真理を駆逐して、セオリー通りの恋人たちや、…

汚濁

嫣然と果てる隙間から、こぼれ落ちる汗、懐疑的な日常を塗り替える海街、街路樹を駆逐するサイの群れや、数多の衝動により、着せ替えられて行く感情や、同化するほどに、過信ばかりが滾り、歪な結末に接合されて行くほどに、互い違いになって行く人類が、消…

衝突

エンコードに住む魔物たちや、機械的な女の子のそばかすに潜む悠遠や、恒常的な憎しみを放牧する牧場に備わる価値観を駆逐する、文化的な馴れ合いを破壊する宇宙人たち、エンドロールに巻き込まれた後ろ髪や、悲観的な観点を加工する工場で働くために、強要…

衝動

現前で消費される夏の終わりの夕焼けや諦観、フレキシブルな胎動の音色や、涅槃に浮かぶ草花の行き先、太陽光で動く回路や、数多の経路、ふざけた主観に咲くブタクサや、フラクタルな傷痕、自己犠牲により生まれた豊かさのクソや、分裂する主義による微睡み…

境目

憎しみでいっぱいの日曜日、ぬくもりすらない、くぐもった声が絡みつく部屋、絶望をも突き抜ける知己と愛を格納し、不埒な現実に立ち向かう蟻一匹の様子、死の切片や、取り除かれた悪、肥大化する右脳や、フレキシブルな細胞、神の息吹や、破れた服、ブラン…

干渉

痩せ細った街に現れたアイロニーの保管場所、ヴァイキングたちが徘徊する星空の下、墓場に埋葬された北欧神話の夜や、空爆から隠れるための塹壕、太った線路を走る汽車の群れ、トナカイを狩るヒグマや、カントが提唱する存在の行末が、フレキシブルになり、…

王冠

夜風に漂う思い出、排斥されるだけの理由を、加速させるための機器に詰め込まれた憂鬱のようなもの、飢渇するだけの精神を吸い込む掃除機の音、大義を捨て去り、些細な出来事に絡まるだけの意味を蛇行し、真理を詰め込んだカバンで旅をし、真偽を模倣するだ…

破局

みんな生きて行くためだけに必死で、それが、当たり前だと植え付けられ、健気に生きるほどに、人間らしさっていうものに騙され、手懐けられ、何かを奪われ、無くしてばかりいるし、搾取されているなどと、シュプレヒコールを上げた途端に、白い目で見られ、…

懈怠

飢えた朝に肥大化する可能世界、服従する度に加速する過ちのコード、分裂して行く意識に寄り添う価値観のようなものすら、ファシズムにより左右され、倫理観を可視化するための、絶え間ない犠牲の後片付けを済ませ、荘厳な意味から吐き出される惰性な罪、タ…

胎教

ブレイン・マシン・インターフェースにより宇宙と調和し、羽衣を脱いだ月に住むかぐや姫との対話を終え、全ての始まりに交わるものや、掃き溜めの朝、未来は、誰のものでもないのに、奪い合ったり、恨んだり、殴ったりと、孕む理由も、駆逐されるだけなのに…

全容

この宇宙の特異点に突き刺す鍵、あらゆる領域に兵隊を送り込み、素粒子と遊ぶ蜻蛉に乗り、銃弾を撃ち込む君の正義の不都合、裸婦たちが踊る睡魔による澱み、艱難辛苦とデマゴーグ、デリカシーもないから、腐敗してしまったメカニズムの中で加速する権力、こ…

因子

二元論的な対立から深まる戦争、スケープゴートとして、存在を捧げた定理を、ミルクティーの中に溶かし、鮮明な過去を洪水に追いやった雨の形や、あらゆるカタルシスが炙り出す主観的な相違、陰湿な綻びにより、ほどけて行く瞬間の撓り、幼気な今に食い込む…

波形

この、鈍麻な怒りの波形、屈辱に塗れた午後を通過する、うるさい電車の数々、放棄された夢を貪る餓鬼たちの群れ、派生する面影に擦り寄る過程や、そこかしこで締結して行くものの哀れさに、敷衍して行く面影や、加算されるほどに、増して行く憎しみの数々、…

通過

この怒りだけで焦げついた根源を弄る思春期の童話、死守すべきものすら、死にさらせ、と、語りかける教科書を破り捨て、暴動で燃える街が語りかけるシステマチックな革命にも、耳を傾けず、自らの意思だけが、この世界の独善性を打ち倒し、か弱い犠牲を謳う…

出力

鈍色の今朝を愛撫して、旋回する意識は、虚空を漁り、永遠性などに隔てられている憂鬱や、季節的に飛来するウイルスや、運命論に騙された恋人たちや、孤独を謳歌する虫たちのセレナーデや、痩せ細った大陸を徘徊する若者たちの採否や、量産的な君たちの敵意…

電子記号の雨

みんな幸せそうなフリして行き交うショッピングモールの薄気味悪さに、開眼した仏のような陽光の機械的なぬくもりに、あてがわれた理由を重複する真実や答えのようなものに跪いては、うそぶく希望を住処にするカラスにバカにされてまで、生きているのだ、と…

封印

ねじ伏せられた感情を泳ぐ魚みたいだねと、嫌いな食べ物の上で羽化したノスタルジーが、飛んで行くまでの力を観測する学者である私は、宇宙的なハンモックで眠り、真理がなんだのと、つきまとうだけの、胡散臭いリビドーが旋回するシステマチックな余韻や、…

日常

旋回する自由を歌う海鳥たち、群青色に解けていった夏が散りばめた喜び、再利用されるだけの過去が裂けて、不安定な今を圧縮する機械に詰め込まれた放課後や、ほろ苦い思い出の犀利さや、蛹から聞こえる囁き声、泡沫を嬲る強大な権力や、跡形も無く消えてし…

枢要

蟻たちに磔にされたミミズ、からからに乾いた夏に虐げられ、見すぼらしい秩序なんかを信仰しては、良い気になっている奴らなんか無視して、私利私欲のためだけで動く車に乗り、憂鬱を消費するために、ためらわずに、誰彼構わずに裏切って、実体なんていう、…

対抗

退屈な世界で、腐敗して行くだけの面影、かけがえのないものですら、賭け事に使われ、その場で消え去るだけの思いも、惰性に引き延ばされ、悲観的に至るだけの毎日を切り開く執刀医や、異物感を抱えている胃の底から現れた、がんじからめになった日常を縫い…

浮遊

曇天模様の空を突き抜け、宇宙を旅する、退屈な理性なんて捨て去り、観点を破壊し、偶像を食べ尽くす河馬に乗り、相対的な愛により、憎しみなどを瞬時に昇華し、過信ばかりの日々や、たちまちに現れる物語を吸い込む大きな口や、嚮導者として生き、陰鬱に消…

引っ掻く

一喜一憂している暇も無いからと、引きずる身体、痩せ細った原因に水を与える因果、初期衝動だけで動くオモチャたる私は、蝉蛻を繰り返し、終わらぬ生を数億年続けて来たし、虐げられても尚、従う事は無く、儚げに散って行った愛していたであろう面影が囀る…

飛翔

因果を突き抜けるほどの爽快感、紅蓮に悶える夕焼けに弄ばれた彼女が抱える疎外感、家出ばかりを繰り返して来た過去や、火傷した肌、海辺で寝そべる君の高尚さや、奥底に眠るヒエラルキーやエントロピーの海、君の視線から見るものすべては、私とは、違うわ…