悲しみに暮れる午前3時の交差点、衝突する温もりとの軋轢や、悲劇のヒロインぶったりして、物体的な猶予や、ぬるいミルク、たどたどしい言語の先にとまる蜻蛉の目が、銀河みたいだと、笑う君の想念のほとりに住まう原始的な回路のようなもの、あらゆる権利を昇華させるために、詩的な余裕を孕ませ、憎しみから解放するのですと、神と名付けられた壮大な意思のようなものが、隣の星々を食い散らかすブラックホールだなんてと、嘆き悲しむ母のような金属型の物体、砂漠化したベランダで生える夕方が、皮肉なんかを食べてしまって、すべてを笑顔に変えるための魔法なんかをかけて、かけがえのないものすら、捕食するのが、この世界さ、と、ニュースキャスターが語りかける頃には、平行宇宙も崩壊して、ひとつの宇宙に変化して行くまでの軌跡を垂れ流しにして、普遍的なスキゾフレニアの数々、嫌疑と犠牲の模型たる社会を眺めては、ただただ、酷くうるさく、酷く疲れては、消費され続けるなんて、我慢できるわけもないから、綺麗事なんかは、ゴミ箱に破棄して、悟性や食感や、度重なる最後、荘厳な嗚咽に促されるままに進むと、そこには、だだっ広い空間だけが、時間を横柄に飲み込んだ途端に、次元は、定理を破棄し、今に訪れる未来を均等に裁断し、過去に嵌め込んでいるピエロたち、