昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

騒ぐ

乖離した記憶から、帰りたい、とかけっこする子供たち、夏に散りばめられたメタファーをアイスクリームに混ぜて、せせらぎが歌うカノンや、納付された緊迫感が生み出す定めが擬態化する前に、被害者意識を詰め込んだトラックに乗って、乳歯が喘ぐサイダーの中、紅蓮を舐る君の記憶をむさぼる道理が、平伏すアイロニー、にじむ生活感に於ける活路などにより、老いるだけの私たちのわだかまりを解くための秘訣を教える教師どもの理屈が迫り、清貧な予言の間で規律を保つためだけに収斂する行方、解き放たれる思い出が加速し、隠語を攪拌する法案の中で比率などを謳い、運命的な蜂起を繰り返す革命の終わりに出会った二人は、革命的な中での何か快楽的なまやかしに騙され、そこで可視化された価値観に安心感などを覚え、安定という麻薬で麻痺した脳内で重複され、折り畳まれ、夥しい結末を凌ぐためだけに複製された真実を、事実として受け入れられないがために、多面的な敵意を綴るオブジェクトを、漂う意識的な洞窟に閉じこもり、儀式的な習わしにより生み出された打算的な敵愾心により、生み出された加算されるだけの、そこでの永遠性を保つためだけに、勤しむ革命などにより偏った精神は、短絡的な悔悟や、愛による妨げに屈し、若いから、と項垂れる君たちの期限的な愛に限定された末路は、出会わなければよかったなどと、どもる隙間に、色彩や感覚すら失われ、敵対心を抱き、すべてを呪うかのように噛み付く毒牙や、即席の自由に絡まる波紋や、はびこる悪意を超越できずに、今に縋るだけの過ちに訪れる擦れにより摩耗していく精神は、やがて絶え間ない欠如の最中、定めるものがないから、と過ちを枷にし、自らの罪を、誰かに転化させ、世界や社会に同化し、道化として、徒らに消費していく今に居心地すら悪くなり、苦難を飛び越えることもできずに、今にうずくまるだけである。

ふくよかな予感

現れた罪の催し物に参加し、完全性を求める静謐な陰口や、賭け事なんかが対立する幼稚な大地で、擁立することなんて、すごく退屈なものであるとか、変幻自在な偏りが用いる住処や過信なんかが、悲しみを持ち寄り、意識を漁ったり、加算する滅亡的な言葉が偏りなんかを示し、今に生きにくくなってしまうとか、責任転嫁しては、自らの意識に安らぎを授けるような、自分優位な考え方により、偏るだけの体系的なものに支配される以前に、この慈しみすら対価により破壊され、あらゆる場面に押し寄せる悲しみのようなものが瀰漫する不平不満を溜め込んだブクブクと太った身体、贖うほどに窮屈になっていく場面と、緩慢になってしまった関係性の中で交わされる契約に訪れる価値観などを消費しては、妨げられるだけの心情の歯痒さや、もたれた胃などにヒットする悪意が食い込み、強要されるだけの罪との互換性や、凄艶な終わりに引き込まれていく悠長な至福、拘泥するほどに憎しみが増していく部屋、平行線になってしまった全くの事実に、雲隠れする騒ぎ立てるだけの人々の汚濁、衰亡するだけの意識を労い、意地汚い交換が勧めるものに貸与した者が擦れていく感覚や、そこで還元されるだけの意識的な汚穢や、応用される罪に差し向けられる傲岸不遜な過ち、あらゆる偏執により溶けた脳内に訪れる妄念、捻出される差異により澱んでいく世界を汲み取る君の共感性が肥大化して、宇宙全体を君の意識の襞で包み込むころ、有する価値などは、過去の遺物に変わり、関わるほどに増していく憎しみの道具であるために、勧められる偶像崇拝により、磔にされた神のような君に近寄りがたくなってしまった、末端から腐るようなアイロニーが、理論武装を行い、たちまちに現れる複製された事実や史実や、真実にそぐわぬように、そそくさと逃げ去り、もう蘇生すらされないために、壮年にたぎる過ちの負荷なんかに耐える必要性もなく、ただくたばるのが、この命の理であるし、あらゆる変化を恐れるほどに、閉鎖的になってしまう私たちに残された余力などは、微々たるものである。

無心

無口な祝福をあびて、旋回する意思が耽溺を繰り返したり、利己的な言葉が心臓を鷲掴みにして、脅迫や迫害を繰り返し、価値観の違いなどにより揺れ動く心を淘汰して、真理に基づいた理より分断していく世界の表面、心の爆心地に寄りかかるエゴや、恋のかけらや、かけがえのないものですら掛け違えて、関わるほどに迫る悪意により騙されていくだけの日々の中で過信してばかりいる私たちの平和、その平和に土足で入り込む背徳者や、涜神により狂った人々が整地を繰り返し、住みやすくなったり、滑りやすくなったり、痩せ細ったりしながら、しなびた価値が備蓄する物資や食料まで奪う政府のだらしなさや、些細な支配により、正義とは、悪を騙るだけの馬鹿げたシステムに成り下がり、この宇宙から見れば、同じ物質から生まれた兄弟のようだね、と呑気に語り合う先では、殺戮と破壊と怯懦しかあらへんがな、とがなる先では、シンフォニーなんてものも自滅して、締め付けられる影や形が複雑に入り混じりながら、まがいものばかりが増えていくね、と語りかける子供たちの角のない批判に苛まれながら、長らく引き伸ばしただけの命だ、誰かさんの祝福や否定なんかを取り込みながら、ロジカルな老害として生きるよりも、速く過ぎ去ることを選んだのであるし、この静謐では、誰かが儲かったり、誰かと誰かが別れたりし、そのような繰り返しの中では、何か退屈な対価ばかりが目につくし、目に余るものばかりだから、と目をつぶって、何も見ないふりをするのもあれだし、荒れ狂うこの居心地の悪い身体ではあるが、悪あがきも少しはするし、足跡も残さずに、するすると嘘を吐きながら、狼狽残虐、数多の卑劣や、八岐大蛇に乗り、倫理観がおよぼす災いに汚されずに炯眼を用いて、どうでもよいことをあたかも大切なもののように眺める。

童子のリビドー

意識的な汚穢が引き寄せる意地汚さや、払拭しきれないものや、問答を繰り返すほどに、何も理解にすら至らずに、悲観的になるほどに、忌々しい現実に引き込まれては、勇気もなく、ただ計り知れぬ恐怖が襲い掛かり、覆いかぶさる現実に、一切は、苦悩などに苦しむばかりで、無機質で、無感情な現実が、規範のものや、機関的なものが生み出す権力的なものが、ことごとくに敷衍していき、逸脱できずに、変化を恐れてばかりの君や、乖離していく意味合いが不潔に混ざり合い、いぶかる先々では、恒常的なアイロニーが羽化させる退屈な意味合いが飛び交い、微々たる熱情がふやかし、ひやかすだけの数多の激情の住処で、クーリングオフされていくものが、不安定なままに、ままならぬ思いを混淆させる意味合いに映し出される近未来が、不可欠なものなどを謳い、歪な観念が制する誇示するための、数多の窮屈で、退屈で、体系化された出来事に閉じ込められ、人間であることを放棄し、拒否したあたりに散りばめられたマントラやトラウマを駆ける衝動的な末路が鬩ぎ合い、引き裂かれた空間から、さわやかな夏が、災いなどを蹴散らし、ノスタルジーに浸る合間に、瞬く間に意識的な調教を終え、加速するファシズムが生み出す誇大妄想により摩耗していくことで、意識的なすれ違いが生まれ、理解に至らずに、荒廃していく意識的な汚穢や苦悩が謳う絵空事と、ドレミファソラシドや、想念が流出して形成された宇宙的な獣である私の俯瞰や、空間的な還元により、夥しい欲を刷新できずに、新たな欲を生み出す機械的な末路に、齟齬をきたすためだけに、生み出され続ける資本主義的な欲とは、加速し続け、過渡期を迎えても尚、自らの加速する欲に追いつけずに、ただ続けることだけを良しとし、蹴落とすためだけに、蹴落とされるものを、次々に配置し、はびこる悪意をねつ造するさわやかな正義の裏に潜む絶対的な悪意に気付かずにいる。

自由

明日は晴れるさ、と産声を上げる赤子の中で肥大化し続ける宇宙の中での波紋、理論的な羽根を広げては、妬ましい瞬間に希望を持ってまでして、生きたいとは、何ぞや?と失った心配を、また手繰り寄せる人々の不安定な構図に理性もなく愛された記憶でさえ、些細な動機をクラッシュさせ、採算合わせるために雨に濡れる野良犬のような気持ちで、憤怒を続ける機嫌の悪そうな母のような気持ちで、無知な故に世界を恨むのか、と加算される原理の中でゲリラ化するルードボーイたちの群れ、輪唱される言葉が加速して、世界から解き放たれ、ただ笑い飛ばせたば勝ちなのだ、とロッカーズたちが走り回るカフェの周りでの終焉、奇跡的な花の中で懐古主義に浸るだけの老獪な連中が支配した地球なんて捨てて、月に旅立った彼女たちの軌跡、迎合されるものに立ち寄る暇はないから、無くしたものは、無くしたままにして、ままならぬ今から加速していく面影の深さや、そこに仕るものから乖離して、理解なんざ、漂う意識を吸い込み、悦に浸っているだけなのだから、誰かの気分により、慢心に至ったり、徒に消費されていくだけの昨日に摩擦され、些細な激情に住まいを移し、誰彼構わずに傷つけ合うための主観におとずれる気配には、背景すらないから、そのまま老いるだけに至るのか、と関わるほどに託つ今の奴隷になってしまうだけに至るのか、と加算される原因が多義なんかを抱えては、偏るだけに至る思想に隷属し、我を忘れて批判しているだけの人々の罵声、達成感もないから、殻にこもり、陸地を放棄し、海に帰る君たち、そそくさと逃げ惑う後先、などなど、退屈な普遍性と大衆が斡旋する無秩序な闇、有する形の中でしか、涅槃とは生まれないから、と正気を捨てた神と私との距離、去勢された権利や権威が語る正解により麻痺した社会に寄りかかる人工的な虚言、落胆する主体性と聖骸布に巻き付けられた錆びた身体、濫觴する神話を皮膚に彫りつけ、けたたましく叫ぶ衝動により納棺された人々の怨念、清潔な生活感を破棄してまで微睡む夜の心音。

超然

超然とした結末を泳ぐ魚、結合されていく瞬間が、次々に今を消費しては、永遠に変わっていく陰鬱な証拠と照合していく面影をチクチクと縫いつける君の横顔、清廉とした動機を紡ぐ夏、そのような夏の他愛無い強度に収まる力加減、恋とは、上昇気流に乗る風船のような感じだ、と促す君の尺度が、政治性を薙ぎ倒し、ただ純粋に愛することには、順位などいらず、ただ苛立つだけの隙間に降り続く雨に濡れ、そこで根絶やしにされるだけの私たちの今から意味が溢れていって、一貫してサクリファイスを求めるだけの意地悪な諦観から逃れ、能動的に君に介する間に、暴走する真理に訪れる齟齬や、心理的瑕疵やらに入り混ざる混沌と、灰皿の中で游ぐ灰、ピーラーで剥かれていくジャガイモのような気分で、分裂していく身体から脱落し、身体から解き放たれてしまえば、この心というものは、溶けてしまい、そこに浸透しては、置いていかれるだけである、と違う人格が告げ、償いも遥か幼稚な語弊により弊害を受け、疲憊していくだけの身体を破棄し、新たな身体を手にした私は、わずらわしい精神なんてものは、ままならぬものであるし、間違いばかりを引きずっては、時間に指図され、破壊的な道理に管理され、理解などを得られたいがために、承認欲求などに苦しみ、くたばるだけの、この命に派生する結末が、怨嗟などに巻き込まれ、全く、この命というものは、シンプルであるが故に、苦しむばかりであるだとか、短絡的な美辞麗句や、ビジネスライクな言葉に偏りぶら下がり、アイロニーや、失言や失笑に囲われ、肥大化する理由が、自由を簡単に奪い、操作されるだけの我々の幼稚な企みが加工する事実に関わるほどに、解決策すら見当たらずに、目新しいものすらなく、ただスラスラと嘯き、毒づくばかりであるつくづくには、偶然が嘲笑い、途端に摩耗される精神に逼迫するものにより、簡単に平伏すな、と告げる。

結末

恋という鉈で心をズタズタにされた無残な君の屍、神が死んだ後に残るのは、ぼくたちだ、と口笛、陰湿な君の情緒を噛むヘビの気分で、曇天の最中、かき乱される心情の果てに訪れる波形や、そこかしこで経過していくものが、物語を硬直させる原理が所持する憂鬱をコレクションするアノニマスの群れ、倫理観を消失させたセンテンスが切り刻む世界との互換性、征服欲にゆらぐ空腹と札束、正気すら保てずに動機を加工する夢の波形、軽率な理論をたずさえ、暗澹とした所以に加工される永遠のゆりかご、分断される人々の苦衷の屋根、室外機のぬるい風が描く始末書、がらんどうになった心にハウリングする豊かさと、アルミニウムに詰めた冷たい雨が降り続く夕方、私論により滅亡した君の国、詩的な邂逅により、復縁した君たちの恋の行方、延々と続くだけの記号的な時間に住むフクロウが鳴く夜との番である私の宿命論から解き放たれた、最後の誕生日、微熱で眠る君の共感性羞恥の痣、数多の接続により沸騰していく脳内伝達物質の加速により、宇宙的な狂騒に飛ばされ、瞬く間にニューロンにタグ付けされるものを踏むほどに、愚鈍になってしまうのよ、と彼女の資産価値を促す屍山血河、現行に迫るプロパガンダに合算される狂気とグランジ、ランドセルから覗くショットガン、頑丈な夢の中でナヨナヨとした君の教育的な折檻の音が嬲る主観性の終わり、脆くも崩れ去る動機が硬化していく行方の果てに迫る論理的な去勢、生活感に片隅に咲く桁違いの破瓜型の花、元凶である現金の終わりを告げるために産まれた赤子の土踏まずに彫られたタトゥー、濫觴する私たちの慟哭から現れたものこそが、この全宇宙の理なのだ、と惰性な祝福の囚人として、あらがう隙間から現れる暗闇を打ち倒す最後の王として生きる。