昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

傷口と聞く

荘厳にとける官能な音、子供たちが騒ぐ永遠の中で起床する優雅な朝がすらりとしていて、ノスタルジックな女の子が走り去る期限を持たぬ故に傷つく君の彼方で弾ける自己との対話を続け、ただ前に進むのすら疲れたから恐竜に乗って、線を数え、けたたましく鳴…

揺籃

誰にも何にも寄り添おうとせずに、刹那にまつわる絵、端的な世界を覆う無責任な言葉を転換させるような晴れ晴れとした詩が、君の欲望を昇華させる。

匂い

辛さ隠して走り去る君、秘密の手帳に書き殴る悩みの香り、すべてを濾過して巻き戻す順序、どこに行ったって、埋められない距離や、運命に反することもできずに順応するなんてことはもうしないで、申し訳程度の賃金で濡れる明日、蓄積する苦悩の順路、荒野で…

訂正

季節に互換されるもんが、 ギシギシしたこころに油なんかを注ぎ、 円滑にしまんねん、と 交換されるものだけが、 愛すらも語らずに、 価値観なんかを謳わずに、 強要もしやんと、 むすばれるねん。

愚問

小さな鼓動を バッグにつめて、 世界を旅して、 笑い飛ばして、 あてがわれた自由を 補充するための、 空っぽな身体やからって、 どないしてん?

悲劇の算用

相互に思いを補完し、完全性を求める惰性な過去から放たれ、離れ離れになる思いは、何かを担うというよりも、そこで似合うもんを求めながら悶絶を繰り返し、日照りを超えて、恵みの雨に濡れ、継続する思いは飛躍を続け、そこで自堕落さを補完するだけの連綿…

法の影

目的は意識に心酔し、 なにも見えんくなってる。 あらゆる悲しみが、 前を見えにくくさせてるって、 震える肩を尻目に、 正義を盾に、 誰かを蹴落とす奴らばっかりや、と 疲れたまなこで、 現実を破壊している君の密度。

悲劇の算用

相互に思いを補完し、完全性を求める惰性な過去から放たれ、離れ離れになる思いは、何かを担うというよりも、そこで似合うもんを求めながら悶絶を繰り返し、日照りを超えて、恵みの雨に濡れ、継続する思いは飛躍を続け、そこで自堕落さを補完するだけの連綿…

愚弄

絡み合う月、 声と神経細胞が、 観点から突き抜け、 からっぽになった 心を縁取り、 顛末で喘ぐ。

風船

獣たちが迎合する不安定な夜を裁く君、拘泥する意思からこみあげていく悲しみを集め、すなどる意味や蠕動し続ける季節は、権力のために働き、止まない雨をふらせる。

膨脹

能動的であるべき青春も、労働にすべてをうばわれ、権利やなんやとやかましくつきすすむレジスタンスが集める月の端数や、夜の物陰で鳴き続けるフクロウのガイダンスに従い、あやしい情愛などにもつれる理念などが席巻する理由などに暴虐に打ち付けられる理…

革張りの日々を狩る者

慢性的な微熱 研鑽される日々を嗅ごう、 あるいは熱情し、 散漫な意思を化石に変え、 課せられた罪に、 ニセモノだと大声で叫ぼう。

日常的

能動的であるべき青春も、労働にすべてをうばわれ、権利やなんやとやかましくつきすすむレジスタンスが集める月の端数や、夜の物陰で鳴き続けるフクロウのガイダンスに従い、あやしい情愛などにもつれる理念などが席巻する理由などに暴虐に打ち付けられる理…

昇華する夢

鳥かごの中の万物、折れた爪と気圧で苦しむ記憶、数億の高揚感が孤独を昇華させ、現実味を損ないながら、せせらぎ歌う君。

空腹の輪

機械的な帝国で磔にされた最後の母、はびこるディストーションやクラションの流動性、そつなく吐き出される高尚な指、悠揚な史実にからまる忠実な犬の散歩道。

かさばる二人

君の透明な肌にふれていれば、不安なんてすぐさまどこかに行って、心地よい風なんかにふかれて、カーテンひらひらゆらいで、時間なんて忘れて、わずらわしいものすらなくて、ここがどこかとか、ここに何があるかとか関係もなくて、かよわす思いは果てしなく…

堕落

通わす思い 重なる表現や 現れた面影が 今を束縛し 空疎な自分を 交錯させる。

かさばるふたり

君の透明な肌にふれていれば、不安なんてすぐさまどこかに行って、心地よい風なんかにふかれて、カーテンひらひらゆらいで、時間なんて忘れて、わずらわしいものすらなくて、ここがどこかとか、ここに何があるかとか関係もなくて、かよわす思いは果てしなく…

猥雑

わては君の神さんや あれへんし、 君は君自身の神であるべきとか、 自分を神格化するんもちゃうし、 誰もが誰かを何かに 仕立て上げるんもちゃうから、 なんでもよろしいわ。

堕落するための規律

こどもたちは、 名前も持たずに 夜の街をさまよい、 どこにも帰る場所もないから、 集まって眠り、 ぬくもりを確かめ、 開けるところがない 鍵を捨て、 孤独に蝕まれる前に、 この夜から抜け出す。

ねじれ

ほとんどは、 どーでもえーことの 繰り返しやし、 散々なもんかかえても しゃーないから、 てきとーに生きまんねん。

夏とサイダー

子供たちは、他の国に解放された。荒れ果てて寂しい町で君と出会ったが、僕も君もいっしょに居ても、いつも寂しそうで、埋まらぬ思いは、ずっと空白で、世界とずれて、いくばくかの所以などと混ざりあって、血合いを行う漁師たちが孕む狂気などを荘厳だって…

夏の銀河

子供たちは、他の国に解放された。荒れ果てて寂しい町で君と出会ったが、僕も君もいっしょに居ても、いつも寂しそうで、埋まらぬ思いは、ずっと空白で、世界とずれて、いくばくかの所以などと混ざりあって、血合いを行う漁師たちが孕む狂気などを荘厳だって…

うるさい過去

とどまることをしらずに、 とどめを刺すんです、と 破壊的でシニカルな プログラムが先行するものなどに、 思想を利用され、 あたかもセンセーショナルな 対応のように思わせられることだけが、 ここでの正しさなんです、と 君は正しいことのように騙る。

犠牲的な雨

森羅万象を舐める、艶かしい舌の上で、宗教により、引き裂かれた恋人たち、歯がゆさにゆらぐ葉音が鳴る、静まり返った戦地で、互換される愛の結末やなんやかんやが、やかましくドラマチックに鳴り響くから、なんか美しい涙もこぼれるよね、と抗う私は、途端…

野ざらしの記憶が孕んだ罪の模様

怠惰な夏祭り、ニヒリズムの蝉が鳴く季節を織り込んだカバンで憎しみを超過させ、普遍的な休日を抑圧するような独善的な正義を運ぶ神輿の大群、あるいは自らの大愚を孕んだ偶像崇拝の夜に腰掛け、アンニュイな空に現れる独裁的なヒロイズムにより、国とは終…

犠牲的な雨

森羅万象を舐める、艶かしい舌の上で、宗教により、引き裂かれた恋人たち、歯がゆさにゆらぐ葉音が鳴る、静まり返った戦地で、互換される愛の結末やなんやかんやが、やかましくドラマチックに鳴り響くから、なんか美しい涙もこぼれるよね、と抗う私は、途端…

季節の模様

怠惰な夏祭り、ニヒリズムの蝉が鳴く季節を織り込んだカバンで憎しみを超過させ、普遍的な休日を抑圧するような独善的な正義を運ぶ神輿の大群、あるいは自らの大愚を孕んだ偶像崇拝の夜に腰掛け、アンニュイな空に現れる独裁的なヒロイズムにより、国とは終…

星雲

意識は広大で、なににもとがめられずに、とめどなくあふれる思いはよろこびを絶えず敷衍させ、記憶を加速させ、意思に枷をせずに、センチメンタルに耽ることはなく、言葉もなく行き過ぎる時折の苦痛なんてものは、通り過ぎたら忘れてしまえるし、そこで得る…

初夏

偏頭痛をかかえた マンション、 カーステレオから ながれる アンチテーゼがここちよい、 初夏の午後。