昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

荘厳な青


 収斂される先で利用されるだけの価値を崇める君の純粋そうな瞳の奥でこじらせる思いが、時空に捕らえられ、永続的な捕囚として、収容される隙間で、色彩すらそこない、最たる意味を喪失し、追憶に貧するだけのまがい物の価値を崇めるだけの君の理想などに追従する者どもがリンクする空疎な自分と、そこで縫い合わせられるだけの短絡的な統合から、倒錯していく隙間で、色彩すらも失われ、奪い合うだけの影が、形有るものに対してぶつける憎悪などが降り積もる荘厳な夜に相互する意識が轟音をうならせ、層状になる憎悪は、端的な愛や、まやかしの正義に従順であるほどに、あらゆる制限を生み出し、汲み取る意味に掴まった途端に統合されるだけの意味の中で形式的なニヒリズムをかかげ、長じる由縁や、そこなわれるだけの価値にわざわいなどを謳いながら、断続する苦悩の気配を悟り、察知する思いが横暴なサウンドをうながし、観点に疎外されるだけの虚空に住まう自分との距離を計らうための記号的な構造に攻め入られ、生命に制限を生み出すだけの恒常的に強要されるだけの意味などは、高揚感を持たずに、ただ接近するほどに押しつけられた価値により抑圧された精神は、自らに制限を生み出し、正しさを謳うばかりで、自らを搾取するような悪趣味な体系が携帯する森羅万象などに設置されたあいまいな意味を卑下する悲劇的な日々の平衡を保つために、均等なものをあたかも正しいもののように唱えるような価値が接近し、そこで課せられる意味との対話を終えずに、そこであいまいに示唆されるものを主観に織り込みながら、絶えず用いられる価値が嬌笑をたずさえ、延々と誘惑を続ける惑星的な観念を形成するまでに至らせるような肥大化する欲望の住まいへと統制されるための悠遠へと引き伸ばされる価値の奴隷として、あらゆる緩慢さを生じるだけの由縁から、悠揚な史実にからまる憧憬から、馳せる意味に明晰さを得られずに、いらだつ思春期の経路から、迎合されるものへと生じる苦しみが生み出す自己の狂騒へと乖離していく途端に誕生する教祖や、驕傲な者が生み出す虚像を崇めるほどに、途端に増していく苦しみが邁進するものが推進する運動に引きずられた価値は、絶えず破壊的な自己との対立を続け、猥雑で幼稚な衆愚が生み出す証拠から、生じる正しさを崇めるための神を形成し、途端に正しくあることに答えを見出せずに、体系化するだけの幼稚なたくらみから、そこで枠組を生み出し、空疎な自分を嵌め込むための空しい儀式の生贄として供えられるだけの矛盾した自己との利己的な闘争から、尊さを謳うほどに、用いられる正しさが生み出す憂鬱を疑問視するだけの快楽主義の傀儡どもが死をも恐れずに、快楽的な対立を続け、ぶつかり続けるほどに焦土を生み出し、補足される法則的な闇が蔓延るほどに、魯鈍な者が絶えず引きずる幼稚なたくらみが生み出す枠組が対象とする者を生み出し、解消されない苦しみを幸福という二文字で染め上げ、聡明な意思を持たずに、高明さを謳うほどに、巧妙な罠を生み出し、誘い出される価値の奴隷や、金銭的な欲に締め上げられる快楽に浸る革命的なマゾヒズム機械的に変換していくための資本主義的な荘厳さを駆け巡るだけの位置的な虚栄を追いかけるだけの賭け事や、怪訝な論理が攻め入り、生命に制限を生むための法に補完されるための生命的な過激さを供給するような思想の水槽の中で泳ぐだけでは、四方を壁で囲われ、司法の輪から抜け出せずに、ただ達するほどに止揚するには至らずに、使用されるための価値の中で飼養され、飼い慣らされた意思は、位置的な苦しみに住まいを移し、そこで苦しむことが、あたかもハッピーであるのだ、と八方ふさがりになる精神は、何かを占うことで、自らをなぐさめ、幼稚な主観が汲み取る価値的なまやかしの奴隷として、つくづくに迫る苦悩と道具として、偶像を崇めるだけの偶然にあらがえぬだけの短絡的な動機に同化することが、正しいことのようにさえずる記号の奴隷として、しらじらしく理想を謳うだけの空しさに虚像に掴まるほどに、伝わらぬことばの中で屈折していく理想が生み出す衆愚の凶暴性に伝わっていくものが延々と反響し、希望すらもついえるような核家族の終わりに補完される汚穢ばかりが増幅する幸福論を繰り返すだけの社会や国家すら捨て去った後にひろがる青空。