2018-06-17 清潔感すらも不潔 リズムをきざむコウモリたち、 緩衝する狭間で、 倦怠感をかかえた老夫婦や、 複雑な正論をかかえ、 今を成立させようとするほどに 激化していく暴力的な雨に 傘は要らず、 必勝法すらも要らず、 徒に処理される些細な出来事の中での 木偶の坊として、 出来合のものの中で 複製されるだけの品位こそ、 窮屈なものだねと 儚い物語の中で立場すらも要らないと、 すべてが嫌いだと叫ぶ浪費的で、 恐喝的な夜に輝く怒声。