昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

敷衍


 懈怠していく心情にまどろむ、老化するための身体に補完される瞬間的な馴れ合いから、はためく精神を編む老婆の季節的な妄想と模倣の隙間に沈積する優美な瞬間に純化していく帰路を歩く君の召されるまでの軌跡から、かわいた身体にかさなる風景に鎮座し、挫折感をきりとり描く殲滅されるために消費していく瞬間を悔悟に変えるだけの堕落した主体性が、体制にこびりつく垢を落としながら、惨憺たる現在などは、現在として過去に返済された途端に、そこには現在として認識するものなどは瞬間に過去に帰還し、関するほどに呈するものなどは、そこでの罪を認識させるために、強制的に支払う義務などを謳いながら、支払うべきものなどはなにもなく、そこではじまる罪などは存在すらせずに、そこで接続される意味などは、そこでの罪を堪能させるために機能するものの中で課せられた罪を感じさせるためだけに生まれた罪の中でしか、罪を認識することすらできずに、与えられた罪に帰巣する君は、その罪に似合うような者になるためだけに生きる。メルトダウンしてもほほえむ人々の墓地、こわれた保育器に、宇宙のおわりがせめぎあい、強調されるものにこしかけ、現代的な病理を加速させ、利便性を謳いながら、がらんどうな身体に計測されるための意味がためらいを生み、そこかしこで生じる利権から、形成される位置と罪の関連性に連動していくための座標を破壊するために生まれた記号的な夜に拘束され、健全な流動性を保つために抜かれた舌であそぶ子供たちの虚空にからまる立場や、互い違いに体外でからまるプリミティブな商法から、遺愛にひそむ補足されるたけの神とのまじわりから、ここではじまることこそすべてであり、そこで保たれるものなどがもたらす涅槃から、処理されるためにここでたむろする啓示にすら反し、かかずらう意識が呈する昇華するための技法を学ぶために精神的な整列を謳うだけの精神分析のあいまいなモニュメントとして、倫理観を謳うだけの裂けた大地で弁証法へと至らせる超誇大妄想をかかえた銀河団が形成する闇と罪の星から、エンディングの咽頭にからまる快楽から、解放を謳うだけの革命的な犠牲心を保つためだけに犠牲になる人々のナルシシズムと正義を用いるほどに犠牲が増えるという計算式により、軽薄な真理を用いるだけの正当性を謳うような議論の最中に仲人を務める退廃的なモジュールとして、群像に吐露するロジカルな罪の雨が不当な論証を続け、つたない意識は儀式的ないけにえとして、冤罪をふくませた毒薬を飲んだアリストテレスを模倣するための怠惰な正接の中心で力を集めるような点と線でほふられるための力につかまつるものなどは、魯鈍な神を設立し、正義を事業に変え、その神を長として、すべてを隷従させるための盲信をすすらせ、散漫な原子を利口に処理するだけの記号的な奴隷として、対象とするものを恨むために加速するルサンチマンの枷を外せずに、自らの首を絞めるための力だけを増加させるような強壮剤が混入された餌をむさぼりながら、捕食されるためだけに、犠牲になる季節で狩られるためだけにささげられる無関心な身体の外であらわれるものなどは、今にあらがえずに、あいまいに示唆されるものや、そこで規範にされるものにおしつけられる罪を演じ、そこでねじ伏せられるだけに至るような存在のあいまいさに苦しみながら、なじられる主観にオーガズムが迫り、屈折していく精神は、形成される闇の中にとどまり、犠牲的な精神は、静謐さを知らずに、原理的な苦しみの中でゲリラ化し、妥当するものに制圧されるだけに至るような革命が用いる被害妄想から、悲観するだけに終えるような織り込みの中で形成される罪の重さを大声で叫ぶほどに、自らの心身が裂ける。何の権限すら要らず、そこで謳われる限界などにそぐうだけのあいまいな理想から放たれ、介する間に理解すらも消え去り、規制されるだけの数多の理由にたむろし、そこに残るものなどに混沌とし、根幹をも腐らせるだけの現在に返済されるものなどが偏執し、変遷を経るほどに、そこでは増えるものばかりであるし、そこで創造的なものが膨張し、いっさいに放たれ宇宙を形成し、何か大きなものに確かに愛されていることを感じ、そこでのいのちとは、強大なものに変わり、そこでに残されたものなどが引きずるものなどが卑近なものに変わる前に、そこかしこに現れるよろこびだけを敷衍させる。