昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

おぼれるための身体


確約された死を乗り越え、
うきしずみする空間や、
空腹の先でゆわれる指先が
ふわふわと羽化し、
しびれる大脳からとびたつ
瞬間がリベラリズムを想起させるから、と
君はセンテンスを破壊し、
改革を謳う化育こそ敵であると宣言し、
革命へと移行していくほどに
水深もあさい精神が
軽薄な意味に迫害され、
白痴であるといいつたえられたほ乳類最大の罪をかかえ、
デカダンスの泉からあふれる
大脳皮質から生まれ出る思い出や、
感応するほどに受理する物事を
哲学的に挟み込んだハンバーガーを食し、
短絡的な同化を願うだけの恋にひずむ
論理的でリズミカルな離人症から勇躍し、
期待感を孕んで、
ランダムな世界に比重するものなどにおののくことなどは、
ここでの無知さを吐き出すことだと大学教授どもがカタルシスをうながすから、
ただ反することだけに目的を移すべきであるし、
あらゆる行為とは卑猥なものにしかつながらないし、
脳がもとめる快楽の犬として、
陰鬱な焦土で懈怠するだけの駄作の身体を放棄して、
快癒されることだけに目的を求めるだけの悲恋に濡れる花である君との和解や、
介在する間に解脱を祈る者どもの魯鈍な答えに関わるほどに、
界隈にしめされるものから閉め出され、
誰もが同じような主観で、
同じような視点で望むものがおぞましくせまり、
制限を生み出すだけの価値の家畜として、
その場に生み出される区域から逃れられずに、
同じような理由の中で拘泥するものへと運ばれ、
生産的に屠殺されるだけの過去から未来などを放棄するための
ためらいの中でさだめるものすらなくなり、
ただなくなるものすらもなくなった後に求める喪失感などが
装置的に配する間に固執するだけの連綿たる思いが廃滅を思い、
こみあげる憎悪を情報的に吐き出す無記名の夜や、
無法地帯と化した軽薄なシラミどもが吐き出す空疎な母音や、
ゆがんだ価値こそすべてだと惰性にみちびかれる君のめめしい
現代思想などはすぐさま消費されるだけの代物であるし、
代用品であるし、品位の欠片もなく父になり母になり、
何かを呪うことでしか、求めることでしか、
自らを正当化できなような存在理由などは、
絶えずぞんざいなものであるし、
自らの存在の耐えかねないからと、
何かを裁くためだけに与えられた法や、
寂寞を求めるほどに静寂とはほど遠い境域で、
狂気を重ね、競争へとみちびかれ、
臆病な者は瞬時に破裂するだけのギミックにより措置される
生命的に維持されるだけのいのちなどは、
ただ引き伸ばされているだけに満たず、
そこで生かされることの苦痛に耐えきれずに、
自らを死へと追いやることでしか
答えを孕むこともできずに、
ここでむしばまれるためだけにひきとるものにより悲観するだけに終える。