昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

緩和する間隔

臨月の空、輪廻から離れ、やわらかい世界を形成し、印象するもののどれもが、誰かの奴隷であるし、展開するもののほとんどが、誰かに汚されたものであるし、退廃的なモジュールとして、輪唱する神話がわずらわしく絡まり、渇望し続ける思いは、空疎にいたんで、自らをとむらって、とがめられる思いは、途端にタナトスをかかえ、加算される原理はおなじように作られたものにすぎないし、好き嫌いだけで決めつけられた世界は、季節を踏みにじり、誰かを痛めつけるだけであるし、惰性に示された所以が形成された瞬間をさだめ、境目を用い、一途なものを傷つけるだけの世界は、今に屈折し、背くほどに、自らを傷つけていく。運命的な出会いとは、別れを捕食するために生まれるものであり、星を捕獲する運命は、星の思い出を自らに攪拌させ、選択する暇もなく、悲観的な時に浪費される思いがためらいもなく、卑しいものをかかえ、誰かをいじめる。