昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

歪曲

所詮は、手懐けられた犬ですわって、健気に泣く君の様子を、傍観者のままで済ます世界をも気ままに旅して、従属する苦痛と、十全であることにあらわれる普通との差を埋めるために、受け入れるもんなんて、どれもが、屈辱にまみれて、まがいもんを背負わされ、義務的に誰かを愛するという対価から、退化していく観念の健気さや、投げやりなままに、老いる自分との分岐点や、刹那を仰ぎ、善悪に塗り替えられてく瞬時につのる空腹や、服従するほどに、増していく普通という快楽よって、かすかに泣く君の刹那に接続される瞬間的な飛躍から、軽薄で愚鈍なままに、毎日に生い茂る鬱鬱とした木を伐採しては、開拓する毎日でんねんって、嘆じる辺りから、断罪なんかを謳い、罪とは家畜に与えられる餌やないかって、墜落しとんのは、自らがでっち上げた、罪のせいなんかいって、一過性の罪は、一貫であることを忘れて、ただ責任転嫁することだけに重きを置くから、趣もあれへんし、ただ責めることに悦にひたるような、集団暴行に耐えて、夜明けを待つ君の殺伐とした主体を奪うために、哲学とは、存在しまんねんな。なすりつけあうための、ある日の互換を終え、あいまいな目で見つける、優美な段落を降りて、情報を燃やし尽くした後に、真実すらもあれへんから、変化すら求めんと、善悪を蹴破り、自らの正しさでもって、なにも厭わんと、静かに眠り、明晰な夢見るんですわ。