昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

フラクタルな夏

ニキビだらけの布団をよじ登り、不確かな電源をつけて、倦怠感をかかえた不自然であいまいな身体に別れを告げ、定期的に襲う雷雨に見舞われながら、遥か無知で独善的なイイネに吐瀉物を撒き散らし、最後の最後にはニヒリズムに支配されて、容赦なく降り続く雨に根絶やしにされる。時代がまとわりつき、窮屈に感じるから、と査定されるだけの群像が蕩ける夏の汚穢が、感覚を麻痺させ、シナプスに雪崩れ込む、鬱鬱としたものが、争いを生み出し、意識を踏み台にして、真理を謳うような連中なレンタルさせる感情などを、カタルシスに至らせるために、資本主義の精神分析を続け、元の価値より、勝手に釣り上げられた物を無理やり買わされているような街で、改ざんされ続ける君が散在を続ける間に、このアイロニカルでシニカルなロジックすらも窮屈に思えるから、このような批判的で、否定的な思いが隆起する以前に、前頭葉に張り付く虫たちを手懐け、シリアスなものから逃げ出す。いつも罪を緻密に配するだけの朴訥な乱用が、複製される日々に毒を撒き散らし、間引きされる日々があたふたとし、緩慢な儀式により、犠牲だけを増やす間に利権なんかが蔓延り、規制なんかを増やしたり、複雑になるだけの日々での馴れ合いなんかを増やし、今に身動きを取りにくくさせるような、支配するために媒介させられた罪の意識こそを取り外し、何が正しいのかを判断する先々では、その正しさにより偏りを生み出す。その正しさに擦り寄り価値がリリカルなものを喪失し、人々に相違などはなく、ただ行為元々が引きずる間から、あいまいに示唆されるものに漁られ、ただ行き交う今に迫るのは、堪え難いほどの退屈さ、と諭されるほどに、見失う自己との懸隔に苦しめば苦しむほどに、ひろがり続け、対立を生み出し、奪い合うだけに至る間には、資本主義的な軋轢を自らが自らの手により生み出され、そこでの戒律が、階級闘争を生み、そこで統制され、制圧され、決断を鈍らせ、憎しみばかりを増加きせる。