昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

あらがう隙間に現れる曙光

境界を用いるだけの、凡庸な煩悩を引き摺り出しては、屈折した普遍性が、短絡的な制度を設けるために、騒ぎ立てる。惰性な立憲によって、法が正義を盾にして、あるいは、自らを守るために暴力を用いるかぎり、主義や主張は歪んでいくのだと、センチメンタルに泣く君が固執するだけの現実などは、魯鈍なものであるし、襲いかかる窮屈な思いが、いくつにも重なり、退屈や怠惰を生み出すのであると、テレビの中からカタルシスをうながす、ナルシシズムの学者どもが、迎合するシーンが断続する脳内では、時間の墓場と化したバルガーな罪が、バカバカしい現状を虐げるためのファシズムに移行し、薄ら笑うインテリゲンチャや、原始的なアニミズムを保つための、法を孕んで、行き先を見失った先々では、立証されていくものによって、塞ぎ込んでいく引きこもった君をすくい上げることもできないような、ドラスティックな一貫性が、生活感や、清潔感を用いて、君を攻め立てているように感じるが、実際は、罪などは、君が生み出すものでもあるし、有史以来から、こうであるべきだと、惰性に騒ぎ立てる正解によって、世界は可愛げがなくなり、可愛がるべきことも無いように感じられ、感覚を麻痺させ、些細なことで、激怒して、君に凹凸を作り出し、応答できぬように、抑圧させ、抑鬱状態にさせるために、正体も無いような苦しみや不安を生み出していくのは、ただ与えられたものを、与えられたままに受け取り、ままならぬままに迎えるラストが怖くて、軽薄な答えに攻め入られ、制限を自らに加え、その場で駆逐されることを待ち望んだり、願うばかりで、来ない幸福にあこがれたりすべきだと強迫するような、観念によって、君の苦しみは繰り返しおとずれるのであるから、全部放り出して、すべては、めちゃくちゃになっても、また元どおりになるし、もうどうでもいいものでもあるし、どうにかなるものである。