昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

足枷を外し飛び立つ今

死は絶えず高揚感をさずけるものだと、彼女は言った。たちまち現れる街灯で、目がパチパチして、もがく一瞬が、まるで永続するかのように思えると、僕が頷くと、彼女は、ただ貨幣価値をもとめるために疼く身体はしょーもないものだと、野ざらしにされたラストシーンに断続していく思いは、秩序を持たず、維持されるものなどは、いやらしいものに過ぎない。