昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-03-19から1日間の記事一覧

永劫との対話

しあわせと定義されるものなどは、しあわせでもなんでもなく、しあわせという幻想をあたかも愛しているかのように演じ、もとめるばかりの愛におちいり、寄り添う愛を知らないから、もとめるだけの愛は依存的であり、失う恐怖におびえているだけであり、そこ…

足の指の間の星

人は馬鹿だから、翼以上のもので飛ぶって鳥たちが騒いでるのが素敵な歯がゆい春、集約された約束はたぶん惑星なんかに変わるわけで、わりと約束をやぶりたい僕は、感傷的なノイズをまき散らす昆虫と和解して、破壊的な若さを超えて、孤舟の先に羽化する日の…

豪壮

夕闇を食べた君、刹那はぬくもりと惜別の汗、確実な絆は監視することなく、互いを自由に泳がせ、意思に枷を嵌めず、世界をがんじがらめにしないで、蔑ろな思いがためらいを生む前に、季節を愛で、確かな愛を包括していく。

刷新される日々

誰かの道具みたいに生きるなんてしたくもないし、俺は偶像は愛せないし、誰かに従うなんてできるわけもないし、断続する愛ってやつは、いつもひとりよがりで、退屈な夜を吸収し、ぶくぶくと太りやがるし、ふざけたことばかりを吐き出すエゴは、なにかを迎合…

開花の歌

私は美しいものが好きだ、 それは純粋な愛なのか、 醜いほどの欲に純粋な愛なのか、 愛がなんたるかを知り得ずに、 紐解く価値は、 ひもじいままであるし、 そこで与えられるのは、 単なる餌にすぎない。

街灯

夜に編み込まれるもの、 君の鼓動、 夜はシンドロームを 生むって、 無垢なモノまで騙すのが、 商売の仕組みらしく、 くたびれた体温、 呼吸みたいな風が アンニュイとなびく刹那に 接続され縫い付けられた物陰、 みんな無謀だと知りながらも、 愛の歌なんて…