昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

起床

のどかな余韻、精悍な顔をした太陽をにらみつけ、血合いされた魚たちの世界の終わりや、繰り返し伝うエゴなどがなだらかになるまで、なんども叩きを加えて、硬質にする思いは、つつがなく今を愛する聡明な今朝の形骸、残り香は速度を上げて、そこには、だれか居たような間隔だけを孕んで、ランダムに世界を救う野良猫たちの美声がなびき、緩衝すべく、お互いを抱きしめながら、織り込まれる時に混同していく意識の波形、経過していく束の間の破片、派生してきたものが、ここで機械的なものに変わり、快活さを失った旅人たちは、対価を払って貰うためだけに漁る自由を貪る。