昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

観念

血筋を破棄して、旋回する虚空、高揚感により、むくんだ身体、気配はフラクタルであり、平行する健気な意思に擦り寄る互換されるだけの、惰性でアンニュイとした支配の経路、数多に保持する理由がドメスティックにまじわり、等価交換されるだけの、堕落した世界で補完されるもののどれもが、満ち足りないように思えてしまい、しばらくに絡みつくアラカルトや、あがなうほどに、現れる汚さが弊害になり、ぬいつけられた過去も、徒らに逍遥を繰り返すだけの虫たちに邪魔され、時空を持つから、時間や史観に支配されて、縛られるだけに至るのかと、簡単に完結していく隙間に、くまなく現れる憎悪なんかが、多目的な像として崇められ、あるいは、神と名付けられ、連帯感なんかを強制的に背負わされながら、健気に支配される無垢な子供を演じ、ナンバリングされたら頭の数字をかきむしる機械的な我が子を傍観しながら、シナプスを乱さぬように浴びる神経ガスや、火傷した肌から現れた人工的な筋肉や骨にあてがわれた素数や、遊蕩し続ける先で、人間性は汚穢を攪拌させながら、老化するための結末によじれる主観に浪費されていく刹那が、エンドロールをうながし、終わった後でもデリカシーもなく求めるものにより、戦争は激化し、犠牲を絶えず生み出しては、すべてを踏み台にし、見せつけられるものを敬うのでも、羨むのでもなく、自らの価値すら捨てたあたりから、値などは死滅し、締め付けられることや、使命感に遮られることなく、際限なく答えを引き出すだけの、打算的な頭を捨て去り、支払いの義務なんかを無視して、報うためにあらがう都市から放たれ、互いを引き合い、離れることを恐れているだけの法則からも放たれ、度重なる孤独もなんのそのと、疎外されても尚、美しく輝く恒星で経過し、波形をたどる模様なんかを駆逐するような、するどいケモノであり続ける。