昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

疑問

生き延びた先も瞬く間で、まばゆく光る所以も、夢のようにほどけてしまい、主観は常に終わりを迎えては、考えるよりも早く思いは溶けて行き、誘惑されては、言い訳がましく集う夕景に肥大化していく苦悩の数が、脳内網膜と一致し、陰鬱な補強を終えた時代的な苦境から引き出されるキュビズムや、星々の終わりにむき出しにされた精神の汚穢などが満ちて行き、悠揚にとろける自己顕示欲の塊みたいな奴らが時代的な削除を終え、排除されて行く先々で運命的なものに交錯しながら、しなびた夢をかき分けて生まれ出すものが、凡庸なままに尽きる。指先がなぞる誕生日。卑劣な水槽で泳ぐ君に似た魚たちが、恐怖に震える人生の終わりまでの距離。刺さる感触や、引き裂かれた身体は境目を持たず、感じているものなどは、電気信号や、神経を刺激し、あるいは損ない、欠如することにより、痛みは鈍麻になり、激しい痛みを分裂させていくエンドルフィンが、行き過ぎていくあたりから配される役割などにより、どんどんと分裂していく自己との別れを終え、延々と引き伸ばされるだけの命が被るものなどに、屠られる前に、適当に生きて、適度に終えるような瞬間に募るものが肥大化し、悲哀に結ばれるだけの二人の狭小な罪により、律儀さが首を絞め、陰惨な家庭を築いては、手懐けられる思いは、はびこる悪意の奴隷として、罪に隷属し、君自体をいじめるような隙間から溢れる独善的な正義を形容するための器たる存在に、追いつけずに居て、凍てつく今にもいたぶられ、訝る先に待ち受けるのは、孤独よりも辛いような、大勢の中に居て、埋まらない孤独を埋めようともがくような、苦しみを自らが肥大化させるような場面に永続する乖離した自己を眺める自分との偽りの闘争を続けるような、恒久的な運動の最中には、本質などは潰えるだけに終える。