昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

尊ぶ

バビロンのバナーが祝福している。目の前には、いつわりなどはなく、どれもが認識すれば真実に変わり、若いだけに儀式的なものにおちいり、横溢する憎しみから逸脱できずに、誰かが煽る罪を、自分のもののように育てているよりも、空の信奉者として、夏を愛し、あるがままに突き抜けていくのだ。流動的な涙、ニヒリストたちの歌声、たむろしたからって、なにも変わらずに彼ら彼女らの涙に拉致された風景は、依然として俗物的であり、俗悪なものに支配されていると、たそがれ、記憶の銀河にからまる星屑が降る夜、信仰心なんかに屈従するわけもない私は、分け隔てることの愚かさに支配され続けている数千年の儀式の終わりに重なる理由から解き放たれ、わずらわしい思念がねじ伏せていく苦痛と、通過していくだけの時間などは、なにも解決させずに、さいなむ記憶がリズムを乱しては、呼吸を合わせるために世界自体を捨てるのです、と夏の浮遊感。復元され、複製されるだけの、この命。血筋も持たずに産まれたのと、キノコ雲がカタルシスをうながし、うたわれる記憶にむすばれていく借り物の身体を破棄し、あらゆる苦しみを超越していく。日焼けしたタンパク質、濃淡な谷間では、内容もない君たちの役割が決められた会話から、空疎な自分を埋めるための暇つぶしの日々、あるいは点線をむすぶための答え合わせから、対比されるだけの時間から逃れられずに、誰かと同じであることにより、惰性に引きずられ、卑屈な君の規約や契約に則り、日々は悲観的に緩衝するだけなのか、と。