無口な空。被弾した傷の痕をまさぐる偶像崇拝の子供達は、虚空を食し、自らの虚しさを餌に育ち、惰性にうそぶきながら、気配を隠し、誰かがつまずくのを待ちわびては、弱ったころに襲いかかり、自らの虚しさに餌を与え続け、つたない批判は、汚い過去を消し去るためだと、ためらわずに誰かを十字架にかけ、火あぶりにしたり、槍で突っついたりしながら、同調する者を増やしては、短絡的な同化を求め、恐怖や不安を煽り、自らに取り込もうとする善悪の両方は、誰かがでっち上げたものであり、真実に汚物をぬりたくり、応用される価値に従順で、従属するほどに増していく快楽の奴隷として、なにかを与えられ、奪うために忙しくめぐる先々で対立を深め、複雑な罪に導かれる魑魅魍魎たちは、蓄積する痛みのノイズでねじ伏せる合間に、簡単に処理される関係が軽薄にまじわり、謳われる真実にまとわりつく神に支配され、あたかも正しい者のように演じるだけの惰性で生き、あたかも活き活きとした余暇を楽しむためだけに、時間を奪われ、与えられる不安に屈し、普通であることを強制することこそ、歪んだ価値を促し、あらゆる規則に屈従するために、明日には、希望があり、すこやかに生きるために、健気に働きを加える姿は、屍のようであり、黒衣をまといながら、引きずる身体は透明で、確かなものと認識することもなく、考えさせないように、疲れ果てさせ、たまに与えられる休息には、休むことに精一杯で、なんら創造性もなく、ただ飽きたら捨てられるだけの軽い身体を抱えては、定期的に襲いかかる絶望の供儀として、自らのために、自らを捧げることが、生きているなどとは、考えないように、考え過ぎることを、君に教えたい。