昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

汚染された国

ポリティカルなテクノが意思をグルーミングする。モノグラムモグラ、ぐらぐらの奥歯。ゆがんだ永遠性とアナーキー。カーディガンの中で溺れる君と涅槃。誰もが朴訥にラインを引いて、アングラな姫を演じる君のドレスを裂いて、形而上学的な空からただよう加齢臭や、視野を押しつぶすような歩き方によって、僕らは腐乱してくのだと、野ざらしの苦悩を撒き散らす王冠が似合わぬ王たちの会話には、腐敗臭がただようし、嫌な匂いばかりが充満する世界を愛し始めた途端に、愛自体は弾けて、物質社会から逃れて、天体を食べ尽くして、瞬く間に理論を理解し、数学的な伴侶と帝王学的な夜を駆逐する。あつらえられた罪の子供たちは、テレパシーで会話し、嫌いなやつらを一掃し、駆逐された後にはなにも残らずに、意識すら吸い取るらしいと、厭世主義者たちは、粛清のために彫られたタトゥーをかきむしりながら、情報というウイルスにより、新たな病を生産し、誰かに移すことで、強化されていく答えが打ち出す価値により、考えることすら忘れて、今に枯渇し、過ちばかりを加工する。硬化する意識は他者から絶えず貸し借りするもので、その意思を賄うらしく、崇める先に現れる位置的なものに指図されるだけの人々が踏襲するものにより、荒らされた観念は絶えず攫われ、横柄なものに抑圧され続ける。