昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

快癒

潰えた愛の匂い、確認作業に変わってしまった恋の終わり、あらゆる奇跡が泡になり、カスタムされた理由が兵器に変わり、君を病気になんかさせるための調整を繰り返すシステマチックな日々にあらがい、何かに立ち向かうほどに孤独が今を苛むけど、この傷んだ身体もなんかお気に入りであるし、あらゆる意味は今を閉鎖的に変えるし、物事は健気に流動的ではあるが、そこかしこでせき止められてしまうだけに至るまでの権利なんて不潔だから、すなどるだけの馬鹿どもの皮肉に関わるよりも、そこかしこで寄りかかるものが、今を踏みつけぺちゃんこにするから、するりと抜け落ちる日々に派生してゆくものがエモーショナルになり、苦味をおびた今朝を飲み干し、颯爽と駆け抜ける先々で、愛は咲き乱れ、未熟ではあるが、そこでくたびれたり、くたばったり、奪われたりもするし、なにかを信用しても、裏切られてばかりだし、惰性に汲み取る意味がくじけでも、なんどでも立ち上がる不屈の私は、なんど怖気付き、死にかけても尚、なんどでも立ち上がり、くりかえし続けて来たものが礎になり、担う意味もすぐさま捨て、自分を疑い、なんどでも超越し続けるからこそ、何事にも勝ち負けなんかはなく、ただ乗り越えるために日々は備わり、阻害されても、すぐさま飛び越えるの、だ。悔悟をなぞる細い指、リンクする記憶の顔、にじむ面影に制限を生み出しては、打算的に囲われる理由が過去を匂い立たせ、最後に詰め寄られた季節の互換性や、制限を生み出すだけの惰性な精神が、世界との銃撃戦を続けては、つたない思いを引き延ばすだけの、デカダンスな君が秘密を破るあたりから、宇宙はさわやかに始まり、恥じらいを捨てて、意識をつんざきながら、互い違いになる意識な敷衍しては、遡求される愛にもつれ、言葉を破壊して、意識を壊滅させ、宇宙に混ざり合い、すべてにさよならを告げる。