昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

軽快

iPhone持ってる手を鍬や槍に持ち変える。はびこる資本主義的なものが弾けて、パワーバランスもくずれて、世界では槍に持ち変えた奴らの戦争が始まる最中、彼はもうボケてしまって、ずっとすれ違う意思と星を見ていて、けなげに時をもてあそび、ひるがえされてゆく世界の裏側で生まれる花を摘み、形式的なものが示す横暴な尺度に反して、分裂してゆく意思とたわむれる。意識をぱくぱくと食べる猫がこしらえる哲学的なおにぎり、ひっくり返る歴史の裏でおどる虫たち、躍動する君の肌の白と、行方不明になる感情をひたすらに集める軍隊たちを横切り、気負い背負うだけの彼らのデマゴーグや、ペシミズムにひたる暇はないから、勝手気ままに遊蕩に耽るだけの怠惰な時間を終え、見境なく愛を騙り、集めた情報により、稼ぐために陥れてゆく魑魅魍魎によりメタファーは潰えるのかと、  可動式の意識がもっぱら苦悩を打ち出し、不安をよぎらせ、自らの劣等感により、誰かが楽しそうにしているのが嫌いだから、惰性に導かれ、ムーブメントの先頭に立つ輩の足を引っ張りたいから、と体系化してゆくものどもの卑劣な争いや、悲観的な一生を引きずりながら、物事を難しく構築し、考えることの正しさを引き出し、悲哀にゆれるよりも、より良いものを導こうとする弁証法により、昇華してゆく芸術的な進化と、一切を吐瀉するだけのずさんさにより懈怠し続けるだけの国家的なまやかしがやましさを加速させ、与えられた餌により、手のひら返しするよりも、背くことにより問題の強度が変わり、快活さを損ない、絶えず底の方で蠢く意識は、一切を孕むだけの便利な身体を捨て、貪婪に仲睦まじい永遠性を包括し、そこでの愛を持続するために、自らを愛に変換し、寛容に抱く物事の出力により、高まる意思は付属品などではなく身体こそが、姑息な付属品である、と促すような体たらくな精神論や、宗教的な拘束により自由を失い、ただ罪を恐れるがあまりに、誰かを裁くことに専念するような正義により気がふれて、振り切る意思は偏執し続けて、つたない意思は言い訳をしてばかりいるし、中身のない会話も楽しいものなのに、単純なインテリジェンスはユーモアのかけらもなく、利便性ばかりを追求し、考えが凝り固まるばかりなのに、情報の中に集約されるものにやきもきし、そこから移動できずに、自らを動かすばかりで、動くという意味を履き違えて、移行してばかりいる心身は疲弊し、自らを動かすあまりに、座標軸を見失い、宿なしの身体は自らが生んだ幻想に苦しみ、繰り返し現れる苦しみの道具になり、偶像崇拝を続け、あたかもすべては思い通りのようで、実際は、すべての言いなりのままである。ただ誰かが苦しむことによって、自分が解放されるわけもなく、誰かが苦しむからといって、自らが苦しむわけでもなく、すべてを分けて考え、何事にも同一化せずに考えれば、誤ることも少なく間違いに気付き、誰かの道具になる前に、自らが生み出すものだけで、生きて行く。