昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

枢要な線

モチモチの世界、隆々としてる感情の山々、たじろぐ君がなごむまでの距離、閉じ込められるというよりも、のらりくらりと自ら静謐に沈み込み、競うだけの人々が唾棄する主観的なことごとくに統合され、ちまちまと愛をつむぎ、人知れずと弔う先々では、体制的なものがこびりつき、世界的な体液で汚されている帰路、地球に手向ける愛と、たちまちにあふれる憎悪で包括された主人公たち、流動的におどる物質たち、となりでは竜巻に乗り、閉鎖的な世界を明るくする貪婪なスニーカーや、約束を守らない猫たちの群れや、不規則な彼女たちの荒んだ生活での栄養や、裏ではタバコを吸う聖歌隊や、正解を教えるほどに歪んで行く生徒たちや、制度の中でしか生きられない僕らや、暴走した真理を崇めるが故に被害者意識が加速し、意思に枷を嵌めて、明晰さを喪失し、粗悪な連中が仕向ける復讐と罪を受け取るだけの空虚な身体かは放たれる腐臭や、遊蕩に耽る日々の彼方では対比されるだけの君の自意識が涅槃で寝そべり、聡明なままでいるために、誰かを説得することなんてしないで、答えを持たずにのらりくらりとさまよう先々では陽気が歌が泣き叫ぶし、罵声だけがケバケバしく嬲るケミカルな部屋、排斥される理由をフードに変え貪るネズミや餓鬼たち、遅延してゆくネットワークから、退廃的に結ばれる叫びが断続し、この生活というものは抑圧され、情報を搾取しながら、悪臭漂う精神を手に入れ、互い違いになる鬱鬱とした世界に帰属するだけの貪婪な恍惚から、拘束され続けるだけの打算的な日々に適応するほどに、求めるだけの錆びついた機械として、あるいはなにかを羨み恨むだけの慟哭のとうへんぼくとして、ただ巨大な意思は、維持するだけでたいへんらしく、この貪り取られるだけの退屈な日々を変化させるための期間の中で、この憂鬱なサバティカルな抱擁の中で団欒し、本質的なしあわせを娶るために、君といたほうが良かったのかと、女々しく言い放つ君が懐かしんでいる過去とは、その場で死滅し、そこかしこで解決し、健気に結ばれ、永遠に敷衍してゆく物語に後続するものが、高揚感をたずさえ、怠惰なものを廃棄し、完全性をまといながら、すべてを跳ね除けて元気である。