昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

つむぐ

悩みも止み、もだえる隙間からは、みずみずしい答えが溢れ出て、敷衍する意識は、儀式的な終わりを告げ、つたない形式に擁護されずに、ただ現れるものを、そのままに愛するべきだと伝える。コントロールなんかされずに、ひたすらつむぐ先には、確かなものだけがあふれて、ふれあうほどに傷つけるだけのことばかりが、狩りを続けるような、短絡的な闘争を終えて、ひっくり返す先々でとらえるものだけが、静謐に結ばれる。無垢な君の神が飢渇するのと、能動的な交換により、未熟に寄りかかりものが専横することごとくに統合される物事が引き寄せるものが、まがい物を生み出し、寂寥たる予言を続け、倦怠感がかきむしる前頭葉をとりはずし、諦観にみちびかれるだけの惰性な身体から、リアリティーは消耗して、粛正をうたうだけの同化などや、明晰な刹那に離床する私の互換性や、成熟するほどにうとましく結ばれていく無数の心情や、情感を傷つけるだけの、デタラメな今に取り残され、理性を失い、競うことで、愚かな価値をつなぎとめるだけの幸せなどは、幸せと語られるほどに、幸せからはかけ離れてしまい、信用をうたうほどに、奪い合うだけの価値はカタストロフを引き起こし、応じるだけの答えに引き摺られ、つたない一生にもだえるのかと、加算される義務に苛むだけの、果てない苦しみに報いなどを求め、貪婪な一生に飼いならされるだけの堕落した日々に保たれる理由などに寄りかかる犠牲的な基礎から、期限を踏みにじる隙間に咎められるだけの堕落からフラクタルであるためにと、擦り寄る宇宙の衝動性の道化たちが騒ぎ立てる愚行から、すぐさま敗残するだけの人々の墓地や、輪唱される真理にもだえる君の理想が涅槃などを用いて、今の苦しみを抑止しようと迫るから、本質的なものは見えにくくなり、ありがたみなんかをうたうだけの惰性な世界に正解などを求めるから、私たちはいつまでも憎しみを増加させ、加増する苦しみの虜になり、不安から逃げるためだけに、忙しく動き回ることが定理に基づくなどとうそぶいて、自らをあざむくだけにいたるのであり、いたらないからこそ、この命は姑息に生き長らえたのであり、あらゆる未熟さの被害を受けたとか、被害者意識に苦しむべきではなく、とらえるべきは、無垢にやどるものの残酷さが、定義や差額を加える以前にそなわる、ありとあらゆるものの提示に反して、そこにそなわるもののほとんどは、自らの正しさを示すことに必死なだけで、なんら正しさを発明しない。