昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

静謐な預言

俺たちは日の光の下で腑抜けのままで踊る、幽霊たちやゾンビたちが徘徊する都会的に洗練されているだけの退屈な箱庭で、体系化された夢を見て、その先には自由があるとか、豚や猿が語るリリカルさのかけらもない資本主義的な衆愚があがめる偶像の紙、景観にたまる欲望の住処、刺青で入れられた番号と制度、簡潔なものなどありもしないし、紙面の中や上では、簡単に騙すようにわかりにくく改変されて行く観念、抽象的な恋、絶えず迫る悪路、幼稚な闇を形成する記号的な予後、機械たちがたむろする廊下と、スカートのスリットからこぼれる神々しい光の展開、不吉なものを崇めるガンマ線バーストにより散り散りになった星の蘇生を執り行うために、この命とは始まったのだ、とケミカルなものを借りて、広大な意識を加速させる独善的な意思の派生を紡ぐ先々では、自己との対立が深まり、均等なものなど、どこにも存在せず、この存在すらあやふやで、あいまいなものであるという考えに還元されるものがずさんに混ざり合いながら、長いだけの命が中だるみし、自己の内外で派生する存在の危機を娶るために、君との和解と諍いを何度も繰り返し、誰と居ても孤独なままであるし、ここで愛したフリをして、ままならぬ自己を解釈し、懐疑的なままに、猜疑心を加速させ、意思に枷を嵌めて、世界性を狭め、そこかしこにあふれる優劣や、優越感に浸るほどに被害妄想や、被害者意識などが加工されるギミックにより、誇大妄想は膨れ上がり、徒らに消費される意思にパンデミックする治らぬ病は、過ちなどをすり替えながら、データを都合よく書き換え、改善するための排除による犠牲を絶えず生み出し、惰性的に汲み取る理由がクリミナルなものを加速させ、加工された罪を手土産に、世界を独占するための独裁を生み出し、踏み台にされる我々の観念に還元されるノスタルジーに移行して行く先々では、詐欺まがいのものが流行し、流用される快楽に派生して行く新たな価値を流布するために、その場にあるものなどは破棄して、一切の価値を刷新して、新たな希望を生み出すための快楽的な破壊が内面性をも破壊して、剥がれ落ちる自らの汚れをすなどるだけの堕落した輩が謳う確かさなどに抑圧されず、運動的に世界を書き換えるために、我々とは流動し、利用されず、また利用するために誰かを責め立てるよりも速く、忌々しい世界を超越する。俺たちは絶えず理性などないし、互い違いになりながら、信用なんて謳わず、好き勝手やるのを愛してるから、誰が何をしたとかいくら稼いだとか、はなからどうでも良いし、誰が何をしたからって、何かが大きく変化するわけでもないし、ここで諦めたからって、いらだつ必要もないさ。