昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

きっとうまくいく

犬や猫派草木とたわむれて、それだけのことやがなって、おだやかに時をなでる、ただそれだけのことが継続されて、芽生えるものを愛でて、日々はいつも目出度いもんやなって、無くしたもんなんか、またすぐに手に入ったり失ったりするだけやから、勝手気ままにうろうろ季節を紡ぐような凪、独占欲には尻尾が生えて、ヘビみたいやなって、笑う君の無責任な悪意も可愛らしい見えて、なんやあいつらは時代盗んで金にすんのがしあわせみたいで、しあわせがなんかわかってへんのにに、わかったフリしてんのも、なんか可愛らしい見えて、空見上げても、厚い雲におおわれて、お日さん見えへんけど、なんか気ままにうそぶいて、荒ぶる自然と対話しながら、健気に跳び越える新たな日々になびく思いが長じる所以と混ざり合う。世界は重たく軋んどるけど、どれを見たって未来はおんなじなように思えて、だれかをなじるんもちゃうし、だれの責任でもないから、責任逃れしても、それは自分を守りたいだけの弱い心が仕向ける自然な行為であるし、だれもが、自分を守りたいが故に、簡単にだれかを利用し、傷つけることには平気で、自分が傷つくんが怖いから、だれもが、だれかをちゃんと愛することも出来んのか、と加算される悲しみが知性を奪い、ただうろつく思念は実体すらあらへんから、存在すらもうとんじるだけであるから、あらゆる偏見にありがとう言うて、威張りちらして、ありがちなもんを、ありがたいように崇めるだけの普通なんかは、所詮はだれかがうまくなにかを利用するために、頭をヨシヨシしよってからに、後から美味しくいただかれる身体を尻目に、支配されるだけの痛ましい日々が機械的なもんに変わりよってからに、果敢に挑むんも怖なってしまいよって、しまいには、支配されることを受け入れるだけの便利な身体が、利便性だけを求められて、軛を嵌められて、うまいように思い通りに動くんやで、と支配的な言葉の鞭で調教してゆく教育なんかは嫌いやさかいに、幼児期に支配からドロップアウトした私は、自分で学びたいことを選んで追及した先には、産まれる以前のものをすなどり、自由に利用して再生産して、繰り返しリサイクルして、再現されるものが、際限なく敷衍して、不潔なもんもキレイにしよって、そのキレイなもんも、いずれか汚なりよるし、そこに寄りかかり支えになるもんも朽ちるし、くたびれたり、儚く千切れたり、ちびちび飲んだりしててもなくなるし、そこでの快楽とは、求めるほどに枯渇せんとあふれるだけやから、足ることを知るんやで、と宗教的な抑圧も嫌いやから、自分の思うようにやるし、自分すらも疑い続ける先に新たな自由は、ただここで偏執するだけに至るから、そんな自分なんかすぐさまひるがえし、昼寝でもしますわ。