昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

漠然

無限になびく言葉、枢要な自然性をたくわえ、延々と高揚する先に果てはなく、歯がゆく散り行く仮説や、記憶がもたらす遅延などに妨げられずに、健気に超越するためだけに、この命を敷衍させて、多目的に生まれる意味に束縛されずに、馳せる意味が君に食い込み、気ままなものを奪うためだけに、与えられる理由などに利用されずに、ずっと続くのだろうと、苦悩するよりも速く逃げ出し、惰性にうごめく物事の波形や、有するものが与える悲劇的な尺度や、昇華できずに、うずくまる君の気配や、攪拌される先でもつれる意図や、うとましく重なる期限などがさえずるルールや、理性を保つべきだと、規律が抑圧を加え、空疎な自分に保管されるものにより、動けなくなる前に、馴れ合いは怠惰なものを生み出し、今をつなぎとめるために恐怖に震えながら、猛る理由が即座に怒りを利用し、健全なものなどないのだと、理屈的に惑う先に達する思いが分裂し、無様な記憶をすなどりながら、輪唱される意味を追いかけ、惨めだとうなだれる隙間からも、色彩はあふれ、見方を変えれば、すべては鮮やかであるが、見る目が必要であり、見た目ではなく、見るためには、知ることよりも、思うことに重きを置き、受け取り方次第で、物事の平衡は駆逐されたり、蓄積する苦悩により、朽ち果てたりしながら、なにかが足りないなどと、打開することもできないからと、座り込むならば、そのままに眠り、なにも起こらないところから、何度も始まるものを眺め、そこに現れるものが、なにかを知る。