昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

連想する真理

嘘みたいな空の下、信じるものなど居なくなった身体、すべては散漫な儀式の中で束縛され、理由なんて無くなって、無くしたものばかりを追いかける後先には、過去も未来もなくなり、今に果てる現在だけが、善悪なんかを謳い、自らを騙しては、その場にとどまらせる。過去に拘束され続ける人々の群れ、報いを受けるだの、とうるさくつきまとう罪を月まで飛ばし、すべてを見えないようにする。空が光って泣いている、何が悲しくて泣くのかは知らないが、ただただ流す涙が美しく輝いてる。自由を守るために戦い続けた彼女の翼も捥げて、成し遂げた意味すら咎めるための権力が横暴な芝居を加速させ、意思に枷を嵌め、世界を狭めるために保たれる理想により、リセットされる日々に理性などなく、ただ制限を生み、意思に限界を与え、制される人々が自らの権力の使い方を誤り、誰かの理想すら操作するような時代と謳われる時代というものは、いつからいつまでの時代であるのか、と愛すらも潰えた後に引き伸ばされる意味の中で、信じるべきものすら喪失し、君と交わる意味の中で、保たれる規律とはなんであるか?もたらされるものとは、なんら真実を持たずに、もたらされたものにより押し流されて行く君たちの希望とはなんであるのか?求め合うほどに、もともとの正しさはもつれ、求めるほどに引き摺られて行く幼稚な意味に正しさなどは潰えて、つたない意味に加護され、幼稚な主義に帰巣して行く先々で対立を深めては、絶え間ない軋轢の中で正しさを追い求めるほどに、その正しさの中でも正しさにねじ伏せられ、いつしかねじ曲がり、まがい物の真実を崇め、相対するほどに、相反してゆくだけの先々で、境目すらも無くすための闘争により、投影されたものが、あたかも正しいことのように思わされている間は、正しいことも、正しいことすらなく、ことごとくに交わる言葉がここで統制されるためだけに、用いられる権利が存在する限り、権力とは誰の間でも横行し、自らの権力により、誰かの自由を奪うことにもなるし、その権利や権力すらも捨てない限りは、絶え間ない闘争に引き摺られ、自らをも見失う間には、存在している自らすら、喪失することになる。