昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

人間の始まり

意思も持たずにさまよう人々、あるいはなにかを持ち過ぎて歩きにくそうな人たち、立場を利用して、理性もなくやりたいようにやった結果が恐れるがあまりに、誰かを蹴落としてまで、しあわせそうなフリをするような豊かさなどは枷になるだけなんだ、と気付いたころには、そこかしこに痛みを抱えているだけで、貸し借りや、加算される義務的なものにより、もたらされた罪の意識なんかが、儀式的なものを加速させ、意思を奪うだけの結果になり、ままならぬ自分と、間違いばかりの利己的な君が締結させる未来に提携されるものなどの一切は、今に欺瞞を生み、枯渇するまで利用され、乱用する者が寛容さを損ない、はした金で従わざるおえないような状況に至らさせられるために互いを憎むために流された情報を信用し、自らを見失う。損なう自分との距離に現れる憐憫を加速させ、乖離してゆく道理との差異から放たれて、延々と世紀を縫いては、散漫な性善説を加算させ、暗澹たる余韻に加護される逃避行を続ける。