2019-08-08から1日間の記事一覧
排気ガスで汚れた正義、犠牲を生み出し踏み台にして、綺麗事を吐き出す懶惰な社会に吐瀉され続ける汚物みたいな正義、オブジェクトの生成を続ける悪意を転嫁させるための整合性、擁護される動機にまじわる先々で先鋭化していく思いが燦々とかがやき、かけぬ…
空想の街をあるくインディアン、絵画の奥では、空白をうめるために、フラミンゴがあつまり、風船のなかに閉じこもる過去の赤ん坊たちは、ツンドラが降る暴走した世界で、間隔にとらわれ、意思に磔にされている僕らと、彼女との距離は、決して埋まらないもの…
空も青々として、おいしそうだなと君、たどたどしくくたびれた愛の洞穴で、まだらな夢を食べて、真紅のベッドで、トラウマにゆれる。
ある夜の憎さ、感動を捨てた君のゆがみ、大切なものすら捕食された後、あらゆる悲劇にすり寄る言葉の塊。
きしむ鼓動がむしばむ、 むずかしい終わりが、 むず痒く、 ひたすら悲観する 彼らが自慢するものの どれもが、 奴隷的であり、 似合わぬ価値を 着込んだ彼女たちは、 罪と欲を崇め、 つたない意思を、 血で染めている。
抱き合う二人に永遠などは邪魔で、折り重なる瞬間に、オーガズムが継続し、ふれあうほどに確かさは枷に変わり、世界性を狭め、離れぬようにと、呼吸は合わさり、ヒリヒリとした世界にポップさをほどこし、クリームソーダの中を泳ぐ人魚や、境界を持たずに同…
きみが引っ掻いた 傷はまだ残ってんのに、 きみが居ないということは、 どういうこと なんやろう?
体温計をも沸騰する愛だ。 太陽系をも破壊する愛だ。 この間までたしかに 愛していたはずなのに、 なにが恥ずかしいのか、 愛することを、 忘れてしまった。 結局、僕らはたんなる 穴に恋しているだけであり、 たぶん空いた余白を、 愛しているように、 感じ…
夕闇が迫って、 こころ狭なって、 胸がドキドキして、 君ん中に帰って、 全部いっしょなる。