昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

戯ける

自らの過ちと誤りを認めて書き換える意味と罪、魑魅魍魎たちが自らの悔悟のために互換される痛みの配下になるだけの君、約束も守らないで走り去り、ささやかな幸せを輪唱する鳥の囀りや、理性もない虫だからこそ、愛がなんだとか考えずに近づいてきては腕に止まり、どこかに運んでくれよ、と頼み込むから、どこかで彼をおろし、必然性を謳うだけの恋人たちの出現により、世界は煌びやかになり、宝石なんてなくても、そうやって二人が寄り添えば、世界とは簡単に輝くのであり、場所を選ばず、ただ愛するとは、どこであろうが、愛することだけに専念する。退屈な対象が放つ悪臭、際限なく生まれる憎悪の住まいを破壊して、散漫な儀式がたずさえる適当な祈りにより、私たちの生き方はあいまいになり、誤りばかりを増やしていく。あらゆる諦観の捕囚として、保守的な理想に漁られていく思いが捕獲するものにより抑圧され、あらゆる出来事が幼稚に錯乱して、漂う饐えた匂い、この命を洗浄する云々と語る連中の狂った目、流布されるものが、あたかも正解のように語られるあいだに世界とはカタトニーに至り、あいまいなものを偽装し、犠牲を生み出し、あらゆる意味を踏み台にして、利己的な意味で今を阻む。そのような取り組みに理知などなく、律儀な破壊衝動により、バンダリズムに陥り、リズミカルな大衆が回収する真実を改善するフリをして、あらたな罪を生み出しては、自らの意思を抑圧し、薄気味悪く薄っぺらい理想をベラベラと喋る。ここで競う価値すらなく、価値が示すものにより締め出される意識がごまかす物事に統合されていく限りに陰る意思は、簡単に消費されては、すり減った精神に擦り寄る政治的なものに騙される前にすべてを超越するためのしなやかな筋肉を手に入れる。