昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ただいま

観点も潰えた彼女の朝、しいたげられた君の孤独な部屋では、心音がドクドクとくどく響いては、完成された結末を煽る連中が支配するちいさな世界にとどまり、ことごとくの末尾に降る鉄の雨に打たれて、酸性の思いが精査する意味に結合していく終焉を築くネガティブな鳥たちが、トタン屋根の錆びた屋根で怠惰にもとづく全てに毒付いては、体たらくな現状がフラクタルになるために分泌している永劫に欠けた青春を混ぜてシェイカーをふるバーテンダーの手をながめている自分を俯瞰で見ているような離人症的な敵愾心により、真意は刃に変わり、切り裂かれた精神に理解などは不潔な代物である、と宣言するアンナンアルトーの隣では、理性とは、とがめられる他者から借りただけの物である、と物質主義的な考えを迎合するほどにアイロニカルなもので構築された理論を押し付けるための我が考えに干渉する物事が、悲哀などを持ち出し、今を拘束するためのあいまいな地層学により判断された歴史の過ちや、君の血や、制するほどに現れる勘違いに報復される老いた身体や幼い身体が、がんじがらめになって、なごむことすらできなくなって、なじられるままに退屈な理想を制限なく吐き出す無神経な口に攻め入られて、成否にもとづくエゴを吐き出すフロイトの鼻の穴から虹の架け橋が生まれて、それを渡る精神科医たちがファルス的な敵意を踏み台にして、利便性を求められた父親のつつがない悲しみとは、使い捨てにされ、子を産み出す母親が必要なだけであって、私たち父親とは、ただ機械的生殖器をつかさどるだけの権力にすがるだけのめめしい機械なのである、などとうながす精神分析的なものを吐瀉する酔いから覚めた途端に、手当たり次第に破壊するよろこびに震えるバンダリズムにより解放された意思がパンデミックし、この終わらない苦しみを波及させ、誰もが今は悲しむべきだ、などという幻想に取り憑かれていく。この簡単な還元方法にだまされないために、情報という汚物を洗い流し、綺麗な考えで冷酷に時代を叩き割る拳を育てる。あらゆる決意をゆるがすほどの画期的な考えだけが、この宦官どもがうごめく退屈な規律を破壊し、新たな意味を次々と生み出すために、この意思を費やす。