昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

雨の日の供儀

世界終末時計の秒針が一秒進む。悪魔みたいな女の子たちの集合体たるSNS、耽溺する男たちの欲がむさぼる森羅万象を駆逐するために蹴落とした奴らが餓鬼に変わるためのルサンチマンを売りつける情報商材のクソ、乱立する兵器的なアイロニーがセンチメンタリズムを事務的なものに変えるための世界的な終わりを飛び越えるためのしなやかな筋肉、頭が硬いから退化するわけではなく、対価を求めるばかりで、事実がなんであるかも分からずに、変わらずに攻め立てる先々では、終わらない対立が生まれ、新たな戦争で儲かる奴らや、儲かる国があるから、と喧嘩を売る奴らの被害者ぶった顔が過去を駆逐するあたりから循環する苦しみが利己的にフォーマットするあたりから須要なものなどは一ミリも存在すらしない、とナノやマクトやファシズムも知らずに、白々しく募らせる思いが肥大化し、一貫した苦しみを孕み、はびこる悪意を燃料に突き進む機関車の音、あらゆる悲劇の気管支炎により咳き込む君の孤独に作用するネットの少数意見、そのような意見を受け取り、あたかもみんなの言葉のように偽装する奴らの空間には居たくないから、崇高なまでの孤立により羽化した翼で短絡的な動機を超越する。裏切りに荒んだ裏通りで取引される快楽的な末尾、窮鼠猫を噛む的な恨みつらみが迫り、ニセモノの記念日が発砲を繰り返して、ハイビームに照らされた最後の愛が擬態化を繰り返しては、さまざまな思いから逃げ惑う。