昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

無秩序

記憶もあくせく働いて、悪戦苦闘しながら、しなびた思い出をならべて、傲岸不遜にうるさおますし、音程もあわへんし、あわさっても、気色悪いし、わてらあんたの奴隷ちゃうし、ふんいきも悪いしで、暗澹としながら、真理的な余韻になぶられて、ぬかるみに嵌まって、願い事も叶わんと、がんじがらめになりながら、退廃的な呪詛を続けて、倦怠感なんかをかかえて、永遠性に反発しては、さよなら言うて、君も私も年老いてくのがムカつくし、無残な形のままに、価値を謳いながら、運命にすら反するのが、わてですし、猥雑な価値なんかいらんから、いたわるんも嘘やし、奪い合うだけのやつらなんかほっといて、本体すらも捨てて、存在すらもてきとうにあつかいながら、生き方に難癖つけて、難攻不落な君のこころを打ち砕くような、大砲たるわての言葉を、バンバン撃ちながら、後ろめたい思いを基礎にするよりも、奇跡を待って、難しい顔するよりも、快感ばっかいり求めて、改革にも至らんと、陰惨なもんをかかげて、影や形すらもいらんと、ののしりながら、圧倒される思いに背反し続け、売買されるだけの今に欺瞞をたずさえるよりも、延々と生み出されるものが、打算的なもんになりさがる前に、探してたもんすら蹴飛ばす。平衡していくもんも、迎合されよって、てきとうなもんにおちいりよるし、脅すだけの連中は、平和を装い、正義を盾に裁くやなんやて、はりきりよって、誰かをおとしいれるんばっか、上手になりはるし、羽ばたくことを知らんから、収まったところでバタついて、いい気によってはるし、憚ることを知らんから、失態を重ね、還元されるもんや、換金されるもんなんかに指図され、最たるもんを謳いながら、謀ることばっかに夢中やねん。