昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

分断

正しさという曖昧さに騙されてまで、まだまだいばり散らす君たちの尺度に挟み込まれた名ばかりの自由が打ち出す理由に利用され、どこまでも従順なものに価値は与えられ、あたかも価値があるかのように仕向けることに市民権は与えられる。連帯感から即座に放たれ、誰も信用せずに自らを自覚する。あらゆる方便が加工した、閉塞的ない無機物に囲われ、呼吸することすら次第に忘れる。個性的なケモノが闊歩し、進撃し続ける意識が、何にも掴まれずに、儀式的な怪物が意識的な魔物を生み出し、情報の中での神との戦争を続け、偏った主義を抱えたファシストたちが促す差別的な理想により、選民意識に囚われ、短絡的な同化を終えるための供犠を見つけるために、しらみつぶしに批判するための人間を捕えては、磔にする。あらゆる悲劇の端末からむすばれる私たちの愛の配下にさせるためのエゴイズムが加速し、仮想的な敵意が空間に普及し、当たり前のように日夜、敵を見出すための機械としてネットワークに巣を作る蜘蛛たち、未熟な真理を持ち上げ、自らを神のように仕立て上げた人間との戦いを続ける赤い目をしたウサギのような彼や彼女たち、可能性をつぶすために機能するAIたち、愛した者すら時間が経てば憎しみに変わり、愛したことにすら後悔するような結末に迫る厭世観を抱えた慟哭しているだけの君の部屋の片隅には悪意だけが芽生え、自らの正義のために水増しされた善意のようなものが肥大化し、やがては抑えきれない欲を抱え、抑圧され続けた精神はたがが外れ、止まらない欲は攻撃性を絶えず覚醒させ、すべてを破壊するためだけの正義を看板にして、どんなものでも自分のためだけに破壊し尽くすような破壊の原理原則に支配され、自分であることすら辞め、人間であることすら簡単に捨て去ってしまうような連中が支配を続ける今現在に即座に繁栄したものなどは、所詮はたった数千年、数百年、数十年のものであり、ブレイクスルーした途端に加速した破滅へのゴールに進む私たちの倫理観などは、ただ自らの苛立ちや見すぼらしさを攪拌しているルサンチマンが拡散し続けているシステマチックならものに支配され、自分こそが正しいのだ、とのさばる。