昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

行進

とめどない怒りと呪いの侵攻よ、耽るだけの君に交わる理念の退屈よ、群生する真理を摘む君のか弱い手よ、ただ悴む自覚は冬に耐え切られずに、閉塞的な部屋で自らが散るのを待ち侘びるだけしかあり得ないような世界からの離婚を終え、コントロールされないために自らを混沌に巻き込むものを振り解く。腐敗した機能を操る策士どもの悪趣味な支配にのらりくらりとしながら、しなびたシナプスを昂奮させるために、忌々しい欠如などを謳うだけの連中が乱立するネットワークに擦り寄るだけの過程や、従うしかないような世界に内容すらなく、ぬいぐるみの中に閉じ込められた彼女たちの承認欲求や独占欲やらが毒に変わり、脳を溶かすだの、と語る学者たちが熱望する社会などは、独善的なものであるし、簡単に独裁に陥るだけあるし、しいたげられていた奴らは所詮は誰かをしいたげ、誰彼構わずに処分し、分別やら差別やらが横行し、今に世界を破壊し尽くす、と促す者も危ういことに気付かずに、ただ抑え付けることでしか解決できないような関係性により、新たな支配と独占を生み出す世界の踏み台としてしか存在しない我々には、何かをもたらすというような大義などはなく、大業をなすほどに新たな犠牲が次々に生まれるだけである。状況の死を眺める。和むだけの月日に利用された君の残骸や残留物、外面が良いだけの人々が熱暴走を繰り返し、意識をシャットダウンさせ、意思することの邪魔をする。あらゆる家族間に現れる兵器利用や、平均を謳うほどに均衡は崩れ、誰かは誰かを羨み恨むばかりである。